悲劇のち笑顔 「ナチョマン」とMLB選手の温かき交流に脚光「これぞベースボール」
米大リーグの試合中に、スタンドで観戦していたファンの持っていた「ナチョス」が、アウトを取ろうとダイブした選手と接触してグラウンドに落下してしまう珍事が発生。しかし、このストーリーには球団から新たな「ナチョス」が用意されるという想定外の続きがあった。
カブスのラッセル内野手がスタンドにダイブした際にファンのナチョスが飛び散るも…
米大リーグの試合中に、スタンドで観戦していたファンの持っていた「ナチョス」が、アウトを取ろうとダイブした選手と接触してグラウンドに落下してしまう珍事が発生。しかし、このストーリーには球団から新たな「ナチョス」が用意されるという想定外の続きがあった。MLBが公式サイトに動画を投稿すると、ファンからは「これぞベースボール」と話題を呼んでいる。
25日に行われたカージナルス対カブス戦。カブスが5-0とリードして迎えた2回1死、打者が打ったファウルボールを巡ってまさかの出来事が起こった。
ボールを追いかけ、野手がスタンドに飛び込み、観客が沸く――。ここまでは野球のゲームであれば見かける光景だ。しかし、この試合ではここから先の展開が少々特異だった。カブスの遊撃手、アディソン・ラッセル内野手が客席へ激しくダイブした際、立ち上がっていた最前列のカージナルスファンに足が接触。男性が左手で持っていた「ナチョス」(トルティーヤチップスにチーズやサルサソースなどをかけたメキシコ料理)が無常にもグラウンドに飛び散った。
唖然とした表情でナチョスが落ちたグラウンドと、ラッセルが飛び込んだスタンドを交互に見る男性。あまりに突然の悲劇に見舞われたが、この後さらなる“サプライズ”が待っていた。イニング間の攻守交替の際、ラッセルが新たな「ナチョス」を持って男性ファンの元を訪れ、さらに記念撮影まで応じる“神対応”を見せたのだ。