八村塁が子供とシュート対決、まさかの敗北に本人苦笑い

　米プロバスケットボール（NBA）のウィザーズ・八村塁は、14日（日本時間15日）に若手のオールスター「ライジング・スターズ・チャレンジ」に「世界選抜」の一員として出場。20分28秒のプレーで14得点と活躍。世界の若手有望株たちに遜色ないレベルを見せつけたが、オールスターの舞台裏でまさかの敗北を喫していた。海外レポーターがツイッターで動画を投稿し、米放送局が「今季最悪の瞬間の候補になるだろう」と報じている。

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「ルイ・ハチムラがバスケゲームで子供に打ちのめされた」。目を疑う見出しで報じたのは、米放送局「NBCスポーツ」だった。ツイッターで動画を公開したのは、米紙「ニューヨーク・デイリーニュース」でレポーターを務めるクリスチャン・ウィンフィールド氏。動画内ではまさかの光景が広がっている。

　よく見かけるバスケのシュートゲーム。2つ並んだリングに向かい、2人でどちらが多くシュートを入れるか競うものだ。右側のリングには、後ろ姿の選手がいる。確かに八村だ。しかし、シュートを打てども打てどもリングに弾かれる。なかなか得点が決まらない。一方、八村の左にいる少年はスイスイとネットを揺らし続けた。

　右手一本でシュートを打ち続ける八村とは対照的に、両手で丁寧にゴールを決める。制限時間の終わりが迫るころには、八村がペースアップしたが差は縮まらなかった。64-40で少年の勝利。驚きのシュート精度に、八村も少年の得点ボードを指さしながら苦笑いした。

　NBCスポーツは記事内で「これは相当ひどい。ハチムラのシーズンの中の『ワースト・モーメント』の候補になるだろう」と紹介。「シカゴで行われたオールスター・ウィークエンドで、ハチムラは子供とバスケゲームで対決。ハチムラは全然上手く出来なかった」とつづっている。さらに、動画を公開したウィンフィールド氏はツイッターの文面にこう記している。

「この子供はアレン・アイバーソンの前で、ルイ・ハチムラにバスケゲームで3連勝した。ルイのこの日の調子はどこかおかしく、子供の方が強かった。たまにはこういう日もあるさ」

　オールスター中に選手と触れ合えるのもNBAの魅力。八村は本気ではなかったのかもしれないが、少年にとってはかけがえのない時間になっただろう。