大熱戦を呼んだ球宴新方式 NBA選手会長ポールが見解「このリーグの良いところは…」
実力疑問視についても言及「人のことは考えていない」
「以前は競争意識が足りなかったというわけではないと思う。自分は常に闘争心を持って戦っている。でも、このリーグの良いところは新たなことに挑戦したり、ファンが何を好むのか見つけようとするところだ。これは自分がアダム(・シルバー)に提案したアイデア。ありがたいことに我々はそれを試すことができた。試合中や試合後にどれだけ楽しんだか、選手たちに聞くことができた」
様々な形でコービー氏への追悼が行われた今回。ブライアント氏へ敬意を表する試合でもあった一戦でプレーした心境について聞かれたポールは「最初は辛かった」とポツリ。「我々のほとんどにとって、まだ現実味がない。写真や思い出話をし始めるまで実感は沸かないと思う。でも、コービーやジジ(娘のジアナさん)、そして事故に巻き込まれたすべての人を追悼する最高の方法は、今日プレーしたようにプレーすることだと思う。言っている意味が分かるだろう」と話した。
NBA15年目を戦う34歳のベテラン。「多くの人が、あなたがオールスターに再び選ばれることはないだろうと思っていた。彼らが間違っていることを証明することはなぜ重要なのか」との質問を受けると「人のことは考えていない」と回答。「自分のことを考えているんだ。自分自身が自分にとって最も厳しい批判者なんだよ。ここにいる誰より自分自身を追い込んでいる。だから、常にハードワークすること、分析すること、この年齢ではこれができるなどというスタッツを見ることだ。ブロン(レブロン・ジェームズ)を見てみろ。毎年のように衰えると言われている。でも実際はどうだ?」と長年、一線級で活躍できる所以も語った。
(THE ANSWER編集部・土屋 一平 / Ippei Tsuchiya)