チーム・レブロンが球宴勝利! 最後は157-155の大熱戦、故コービー氏に捧ぐ真剣勝負
米プロバスケットボール(NBA)オールスター・ウィークエンドは最終日の16日(日本時間17日)、オールスターゲームが行われ、レブロン・ジェームズ率いる「チーム・レブロン」が157-155で勝利した。また、今年から「コービー・ブライアントMVP賞」と名称が変更された最優秀選手賞はカワイ・レナードが受賞した。
コービー父娘を悼んで両軍が「24」「2」の背番号でプレー、MVPはカワイ・レナード
米プロバスケットボール(NBA)オールスター・ウィークエンドは最終日の16日(日本時間17日)、オールスターゲームが行われ、レブロン・ジェームズ率いる「チーム・レブロン」が157-155で勝利した。また、今年から「コービー・ブライアントMVP賞」と名称が変更された最優秀選手賞はカワイ・レナードが受賞した。
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今回のオールスターゲームは、各クォーター(Q)がそれぞれ独立した形で争われ、勝ったチームがドラフト時に選択したチャリティー団体に10万ドルが渡される仕組みに。勝敗については1Q、2Q、3Qの合計が高い方のチームのスコアに、先日亡くなったコービー・ブライアント氏が現役時代につけていた背番号にちなんだ「24点」を足したスコアが「目標スコア」に設定され、先に「目標スコア」に達した方が勝者となるフォーマットで行われた。また、勝者が選択したチャリティー団体には20万ドルが渡される。
試合前には、マジック・ジョンソン氏が今年亡くなった前NBAコミッショナーのデビッド・スターン氏、そしてブライアント氏への追悼を述べ、会場全体で8秒間の黙祷が行われた。さらに電光掲示板でシカゴに関連する人物が街について語る中、前米国大統領のバラク・オバマ氏が映し出されると、会場で大歓声が起きた。
全員がコービー氏の娘・ジアナさんがバスケをプレーする際に背負った2番を着用した「チーム・レブロン」は、主将のレブロン・ジェームズを筆頭にアンソニー・デイビス、ジェームズ・ハーデン、カワイ・レナード、ルカ・ドンチッチがスタメン出場。一方で、全員がブライアント氏の24番を着けた「チーム・ヤニス」は、主将ヤニス・アデトクンボの他にジョエル・エンビード、パスカル・シアカム、ケンバ・ウォーカー、トレイ・ヤングが先発に名を連ねた。
第1クォーター(Q)では、ジェームズが残り9分53秒に豪快ダンクで会場を沸かせると、それから2分も経たないうちにハーデンのパスからアリウープダンクを再び叩き込んだ。さらには、ベン・シモンズが複数回のダンクを決めて得点を重ねるなどし、53-41でチーム・レブロンが第1Qを制した。
第2Qに入ると、アデトクンボが本領発揮。オフェンスで豪快ダンクを立て続けに決めて前半だけで20得点をマーク。ディフェンスでもスティールを狙うなど、比較的強度の高い守備を見せた。終了間際にヤングがハーフコートシュートを決めるなどしたチーム・ヤニスが51-30で第2Qに勝利した。
ハーフタイムショーには、シカゴ出身のヒップホップ歌手チャンス・ザ・ラッパーやリル・ウェインなどが登場し、会場を大いに盛り上げた。
第3Qでは、レナードがこの日8本目の3Pを決めるなどし、28得点を記録。ジェームズが巧みなボールハンドリングからダンクを決めれば、テイタムが後ろ向きの状態からシモンズへパスを出して会場を沸かせた。接戦となった第3Qは、残り12秒にウェストブルックが2本のフリースローを獲得するも1本しか決められず。そのリバウンドからの攻撃でヤングからのパスを受けたルディ・ゴベールが強烈なアリウープダンクを叩き込み、同点に。41-41で第3Qを終えた。
第1Qから第3Qまでの合計得点が高かったチーム・ヤニスの133点に24点を足した157点が「目標スコア」に設定された第4Q。チーム・レブロンは第1Qから第3Qの合計が124点で、9点のビハインドを追う展開に。最終Qはお祭りモードから本気モードが増し、互いに公式戦さながらに点を奪い合い、「チャレンジ」も要求。結局、チーム・レブロンが先に157点に到達し、勝利をものにした。
(THE ANSWER編集部)