「ニシコリは注目を浴びせるべき存在」 錦織、次回レーバー杯に海外から待望論
来季は欧州選抜がさらに強化…世界選抜は「ニシコリは脚光浴びせるべき存在」
「ナダル、フェデラーの2大レジェンドらの活躍により、記念すべき第1回目の開催は華々しい成功を収めた」とした上で、「欧州選抜に世界ランク上位が集中していたことで、選手には注目されていたが、試合の勝敗事態には焦点が当たりづらい環境にあった。そして、1位、2位が、あのナダルとフェデラーだ」と欧州選抜の黄金コンビがスポットライトを浴びたことに言及した。
さらに、次回は故障で離脱中のノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディ・マレー(英国)が欧州選抜に加わることを紹介した上で世界選抜について「現状はとても太刀打ちできるバランスにない」と指摘。そこで期待される一人が錦織になるという。
「そのため、今回欠場したミロシュ・ラオニッチ、ケイ・ニシコリは脚光を浴びせるべき存在となる」
このように記し、世界ランク5位のクロアチアの28歳とともに、日本のエースが大会を盛り上げ、注目を受けるような存在になることを期待している。錦織は8月に右手首痛により今季残り全日程の欠場を発表。来シーズンの復帰を目指し、リハビリに励んでいる。
戦列を離れているが、こうした場面で名前が挙がることもトッププレーヤーであることの裏返し。まずは万全の状態に戻し、次回大会は“レジェンドの集い”に「世界のニシコリ」として、スポットライトを浴びることを期待したい。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer