紀平梨花V2、米国の3回転アクセル名手が「なんてことなの!」と驚いたジャンプとは
フィギュアスケートの4大陸選手権は8日、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の紀平梨花(関大KFSC)が151.16点、合計232.34点をマークし、男女通じて初の大会連覇を達成した。前半で3回転アクセルが抜けるミスがありながら、後半に怒涛のリカバリーを発揮。紀平と同じ3回転アクセルを跳ぶ米名手は「なんてことなの!」と驚いている。
長洲未来が演技終盤の巻き返しに驚き「3回転―3回転をやってのけた」
フィギュアスケートの4大陸選手権は8日、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の紀平梨花(関大KFSC)が151.16点、合計232.34点をマークし、男女通じて初の大会連覇を達成した。前半で3回転アクセルが抜けるミスがありながら、後半に怒涛のリカバリーを発揮。紀平と同じ3回転アクセルを跳ぶ米名手は「なんてことなの!」と驚いている。
時計の針が進むほど、紀平は加速していった。冒頭で3回転サルコーを選択して決め、続く3回転アクセルが抜けてシングルになるミス。しかし、紀平の逆襲はここからだ。3回転ルッツを口火に、以降は3回転アクセル―2回転トウループ、後半には3回転フリップ―3回転トウループ―2回転トウループ、3回転フリップ―3回転トウループと怒涛のリカバリーを見せた。
終わってみれば、フリーも1位となる151.16点をマークし、男女通じて初の連覇を達成した紀平。圧巻の演技に反応したのは長洲未来だった。自身のツイッターで「なんてことでしょう! リカはプログラムの最後のエレメンツで3回転―3回転をやってのけた…」と拍手の絵文字とともに称えた。
日本人の両親を持つ長洲といえば14歳の若さで全米選手権を制し、平昌大会で五輪史上3人目となる3回転アクセルを成功させた実力の持ち主。実際に跳ぶ難しさを身をもって知っているからこそ、3回転アクセルを序盤で成功させてなお、演技後半に連続3回転を組み込んだ紀平に対しての驚きは人一倍、大きい様子だった。
(THE ANSWER編集部)