羽生結弦、まさかの「つまずき」を海外はどう見たのか 「次の舞台」に注目も
「膝の負傷」に擁護も…収穫と課題を得て、状態を上げていくのが王者の強さ
「日本のメガスターは過去の数シーズンにわたり、秋の大会で脆さを露呈することで知られている」
羽生は直近2年、オータムクラシックこそ連覇していたが、グランプリ(GP)シリーズ初戦は5年連続2位。14年のソチ五輪、今年の世界選手権のように、圧倒的な強さを発揮するシーズン後半とは対照的だが、収穫と課題を得ながら、きっちりと状態を上げていることが王者の強さでもある。
まして、記事も「ただし、今回、彼は膝の負傷を持ってモントリオールにやってきた」と擁護した通り、万全の状態ではなかった。にもかかわらず、SPで衝撃的な世界新を樹立するなどして発揮した底力は驚きだろう。
「ハニュウの次の舞台は4週間後に迫るロステレコム杯だ。そこで彼は18歳のアメリカ王者、ネイサン・チェンと相まみえることになるだろう」
記事は羽生の次戦、GPシリーズ初戦のロシア杯に注目した。シーズンは始まったばかり。まずは膝の状態を万全に戻し、本来の王者の姿へ。輝く時間は十分に残されている。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer