ウィザーズ期待の若手ビッグマン HCが認めた成長部分は…「間違いなく向上している」
米プロバスケットボール(NBA)のウィザーズは1日(日本時間2日)、本拠地でネッツに113-107で逆転勝ち。連勝を飾った。鼠径部打撲で離脱中の八村塁は、この試合での復帰が濃厚とされていたものの欠場。23試合連続欠場となりチームメートとともにベンチから観戦した。復帰は最短で3日(同4日)のウォリアーズ戦に持ち越しとなった。
22歳ブライアントがネッツ戦で今季7度目のダブルダブル達成
米プロバスケットボール(NBA)のウィザーズは1日(日本時間2日)、本拠地でネッツに113-107で逆転勝ち。連勝を飾った。鼠径部打撲で離脱中の八村塁は、この試合での復帰が濃厚とされていたものの欠場。23試合連続欠場となりチームメートとともにベンチから観戦した。復帰は最短で3日(同4日)のウォリアーズ戦に持ち越しとなった。
第4クォーター(Q)終盤まで手に汗握る大接戦となった一戦。チームに勢いを与えたのは、期待の若手ビッグマン、トーマス・ブライアントだった。ベンチスタートながら25分20秒の出場で17得点10リバウンドを記録し、今季7度目のダブルダブル達成。約1か月以上の負傷離脱があったにも関わらず、7度のダブルダブル達成はブラッドリー・ビールと並んでチーム最多だ。昨季終盤から築いたビールとのケミストリーは今季も健在で、試合を経るごとに向上してきている。
試合後に、「ビールとのケミストリーは昨季に見せたレベルに戻ってきているか」と質問を受けたブライアントは「もちろん向上させる部分はあるけれど」と前置きした上で「かなり近いレベルまで来ている」と自信をのぞかせた。2人のコンビネーションはウィザーズのスコット・ブルックスHCも認めるところで、「良い関係性が見られた」と評価。その上で、ブライアントのパス技術が「間違いなく向上している」と太鼓判を押した。
1月12日のジャズ戦で復帰して以来、5試合で本職のセンター(C)ではなくパワーフォワード(PF)で先発したブライアント。しかし、30日のホーネッツ戦では「Cでのプレータイムをより増やしたい」というブルックスHCの意向もあり、先発から外れた。ここ2試合は、その決断が間違いなくプラスに働いている。
感情豊かゆえに、レフェリーへの抗議や相手選手への挑発でテクニカルファウルをもらうことも珍しくないブライアントだが、課題の一つであるパス技術も向上しつつあり、エースのビールとのケミストリーも高いレベルにある。22歳のビッグマンが、ウィザーズの未来を担う選手に成長する可能性は大いにありそうだ。
(THE ANSWER編集部・土屋 一平 / Ippei Tsuchiya)