豪州出身アーティストが描いた肖像画に反響「信じられない才能だ」

　ヘリコプター事故により、死亡した米バスケットボール（NBA）の元スーパースター、コービー・ブライアント氏と13歳の娘・ジアナさん。バスケ界を中心に様々な形で追悼する動きが世界で広がっているが、米国では一人のアーティストが描いたコービー父娘の肖像画が話題に。それぞれ「Kobe」「Gigi」という名前を無数に書き連ね、2人を描いている。米メディアが「よく見たら凄いことに…」と紹介すると「信じられない才能だ」と話題を呼んでいる。

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　世界に広がるコービー父娘の追悼の輪。米スポーツ専門メディア「ブリーチャーレポート」公式インスタグラムは1人のアーティストが描いた驚きの追悼アートを公開した。「ALL STAR WEST」と記されたオールスターユニホームでまとうコービー氏。お揃いのユニホームを着た隣の娘・ジアナの肩を抱き、見つめ合う様子を黒のペンのみで記している。

　一見、ただの肖像画に見えるが、驚きは線だ。コービー氏は「Kobe」の文字をラインに見立て、ジアナさんも愛称の「Gigi」の文字を無数に書き連ねることで顔、体から「ALL STAR WEST」の文字まで、絵を作り上げているのだ。投稿ではその過程の動画も合わせて掲載。「コービーとジジのポートレートをよく見たら凄いことに。2人の名前だけで書かれている」と紹介している。

　驚きの肖像画は「alx.n.ria」というアカウント名で様々な作品を公開しているオーストラリア・パース在住の女性アーティスト。「ブリーチャーレポート」の投稿には「信じられない才能だ」「まだ心が痛むよ」「なんて美しいの」「今、世紀の最も心が痛むスポーツの瞬間よね」「ああ、もう彼のことが恋しいよ」などと驚きと悲しみのコメントが多く上がっていた。

　死から数日経っても未だ消えることのない喪失感。世界から様々な方法でコービー父娘を思う形が発信されている。