ウィザーズ、球団史上最悪の前半88失点で2連敗 相手は昨季MVPが欠場も及ばず…
米プロバスケットボール(NBA)のウィザーズは28日(日本時間29日)、敵地でバックスに131-151で敗戦。リーグ1位の勝率を誇る相手のオフェンスを止められず、2連敗となった。前半だけで88失点はウィザーズ史上ワーストだった。鼠径部打撲で離脱中の八村塁は21戦連続で欠場したが、オールスター前の復帰へ向けて着実に前進。この試合もグレーのパーカーの上に黒いジャケットを羽織った姿でベンチから観戦した。
ウィザーズが敵地バックス戦で前半88失点、球団史上ワーストを記録
米プロバスケットボール(NBA)のウィザーズは28日(日本時間29日)、敵地でバックスに131-151で敗戦。リーグ1位の勝率を誇る相手のオフェンスを止められず、2連敗となった。前半だけで88失点はウィザーズ史上ワーストだった。鼠径部打撲で離脱中の八村塁は21戦連続で欠場したが、オールスター前の復帰へ向けて着実に前進。この試合もグレーのパーカーの上に黒いジャケットを羽織った姿でベンチから観戦した。
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ウィザーズは大敗を喫した26日のホークス戦からスタメンを変更。ゲイリー・ペイトン2世に代わってアイザック・ボンガがSFに入った。バックスは昨季MVPのヤニス・アデトクンボが肩の違和感で欠場。アーサン・イリヤソバが代役を務めた。
26日には、レイカーズで活躍したコービー・ブライアント氏がヘリコプターの墜落事故で死去。ウィザーズは前戦に続いて、同氏が現役時代に付けていた背番号8番と24番にちなみ、試合開始時に両チームが24秒と8秒のバイオレーションを意図的に犯して追悼の意を示した。
試合はウィザーズの大量失点となった。立ち上がりから抜群のシュートタッチを見せる相手に苦戦。開始から6分18秒時点で、3Pを7本中6本を成功させられるなど、早くも24点を奪われた。攻撃では、リーグ屈指のディフェンスを誇るバックスにミドルレンジからのタフショットを多く強いられ、なかなかシュートを沈められない。スコット・ブルックスHCはたまらず2度目のタイムアウトを要求した。
ベンチに下がったブラッドリー・ビールが、タブレット端末を使って試合を確認するような姿が見られるなど、アジャストを試みた。それでも、ブルックとロビンのロペス兄弟が立ちはだかるゴール下を攻略できず、ペイント内で10本のシュートを放つも3本しか決められずに第1クォーター(Q)を終えた。
第2Qに入ってもバックスオフェンスを止められない。3P成功率58.3%を許し、フィールドゴールも37本中24本を沈められた。60%以上の成功率をキープされたウィザーズ。ビールが前半だけで24得点を記録するなど、何とか食らいつこうとしたものの、ディフェンスが機能しない。クリス・ミドルトンとエリック・ブレッドソーにそれぞれ20得点以上を許し、63-88と大量リードを奪われて試合を折り返した。
米放送局「NBCスポーツ・ワシントン」のリポーター、チェイス・ヒューズ氏のツイッターによると、前半の88失点はウィザーズ史上ワースト。後半に向けて巻き返しを図った。
第3Qは、チームに喝を入れるかのように、ビールがブルック・ロペスの上から豪快なダンクを叩き込んでスタート。これに応えるように、ボンガやトーマス・ブライアントがオフェンシブリバウンドを奪い、セカンドチャンスをチームにもたらした。イアン・マヒンミがディフレクションやブロックなど身体を張ったディフェンスで奮闘。ビールが第3Qで14得点を決めてチームをけん引し、13点差まで縮めて最終Qへの突入した。
最終Qは接戦を演じたものの、前半の大量失点が響いて2連敗となった。
(THE ANSWER編集部)