日本代表、スローガン「ONE TEAM」継続へ ジョセフHCが会見で言及「追求していく」
日本ラグビーフットボール協会は29日、男子15人制日本代表記者会見を都内で行い、今後の強化方針などを示した。会見にはワールドカップ(W杯)日本大会で8強に導いたジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(HC)と、藤井雄一郎強化委員長が出席。新たな船出となるが、これまでのチームスローガン「ONE TEAM」を継続させることを明かした。
ジョセフHCらが今後の強化方針など説明
日本ラグビーフットボール協会は29日、男子15人制日本代表記者会見を都内で行い、今後の強化方針などを示した。会見にはワールドカップ(W杯)日本大会で8強に導いたジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(HC)と、藤井雄一郎強化委員長が出席。新たな船出となるが、これまでのチームスローガン「ONE TEAM」を継続させることを明かした。
昨秋のW杯で日本を8強に導いたジョセフHC。大会後に契約が23年12月31日まで延長され、次回の23年フランスW杯も指揮を執る見通しだ。会見では「ONE TEAM」のスローガンを続けるのか、次に続くものがあるのかを問われ、こう返答した。
「今後のワンチームを追求するというのはその通りです。より良いものにしていきたい。トンプソン選手のように引退する選手もいれば、怪我をしてしまう選手もいると思う。次のグループを誰にしていくかというのを決めていかなければならないが、とても楽しみ」
流行語大賞にもなったフレーズ。空前のラグビーブームの一因となった言葉の意味を、ジョセフHCは改めて説明した。
「我々に限らず、どこのチームもワンチームを作ろうとしていると思うが、ワンチームになるというのはいろいろな要素がある。ラグビーを全く知らない人が日本代表テストマッチに足を運んでもらえば、ワンチームがどういうものかわかると思う。仲間のために全力で努力すること、プレッシャーの中で自信を持って判断すること、選手の姿勢や態度、そういったもののすべてがワンチームであり、日本の皆さんが応援してくださった理由だと思う」
国内での強化試合は6月にウェールズと1試合、7月にイングランドと2試合を予定。また海外遠征は11月にスコットランド、アイルランドと各1試合が組まれている。ジョセフHCは前週にトップリーグの視察を始め、新しい日本代表を作り上げる準備を整えている。「トップリーグが始まって少しというところなので、ここから選手を見ていくところ。トップリーグの中で新しい可能性も出てくる。誰か決まった選手、というのはない」と話すにとどめた。新たな日本代表の挑戦に注目が集まる。
(THE ANSWER編集部)