愛媛県がスポーツ界の「縁の下の力持ち」を応援するワケ 「まじめえひめ賞」創設発表
日本では昨年のラグビーワールドカップに続き、今年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されるため、スポーツへの関心が日に日に大きさを増している。スポーツでは選手がヒーローやヒロインとなり、そのパフォーマンスで見る者を感動や興奮で包み込んでくれる。選手の活躍は人知れぬ練習や努力の賜物だが、それをサポートする多くの人々の存在も忘れてはならない。
ヒーローやヒロインを支えるUNSUNG HERO(アンサング・ヒーロー)に注目
日本では昨年のラグビーワールドカップに続き、今年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されるため、スポーツへの関心が日に日に大きさを増している。スポーツでは選手がヒーローやヒロインとなり、そのパフォーマンスで見る者を感動や興奮で包み込んでくれる。選手の活躍は人知れぬ練習や努力の賜物だが、それをサポートする多くの人々の存在も忘れてはならない。
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そんな「UNSUNG HERO(アンサング・ヒーロー/縁の下の力持ち)」の存在に注目したのが、愛媛県だ。愛媛県の中村時広知事は22日、同県内で会見を開き、スポーツ文化を支える人々を応援する「まじめえひめ賞」を創設すると発表した。この賞は、自身はあまり表舞台に出てこないながら、ヒーローやヒロインたちの活躍をサポートする愛媛県民や県内の団体などの活動にスポットライトを当てようという取り組み。「まじめえひめ賞」に相応しい人物や団体を、2月から3月にかけて自薦他薦問わずに公募する(詳しい募集時期は後日発表)。
まじめな県民性を誇る愛媛県では「2020まじめえひめプロジェクト」を立ち上げ、その一環として「まじめえひめ賞」を創設。「スポーツ×まじめえひめ ~だからこの瞬間を支えたい~」と題したコンセプトムービーの中では、愛媛県内のジュニアスポーツ指導にあたる藤田直人さん、競技用義肢の製作に携わるオルソ本田の本田敏郎さん、スポーツボランティア養成者の山中亮さん、障害者サイクリングを支援する津賀薫さん、障害者等のスポーツ支援にあたる藤原雅弘さんら、県内でスポーツを「支える」「応援する」人々をフィーチャーし、その思いを紹介している。
スポーツとは、表舞台に立つ選手だけではなく、彼らを支える人々、応援する人々、大会やイベントを企画・運営・実行する人々など、数多くの縁の下の力持ちの存在があって成り立っている。スポーツに関わるすべての人々の「まじめ」な思いを大切にしたい。そんな愛媛県の思いが込められた新たな取り組みだ。
愛媛県では、2017年にはえひめ国体が開催され、今年は日本スポーツマスターズが開催される。今後も生涯スポーツを推進し、スポーツ立県えひめを定着させるため、様々な取り組みが行われる予定だという。
(THE ANSWER編集部)