ザギトワら早い世代交代 露名伯楽、年齢制限変更を主張「使い捨ての女王は要らない」
次々と新星が顔を出すフィギュアスケート界。ロシアでは平昌五輪女王アリーナ・ザギトワ(ロシア)の一時的な活動休止が話題になるなど、17歳の若さで世代交代を突きつけられていた。そんな中、ロシアの名伯楽が年齢制限の引き上げを提言。同国メディアが報じている。
フィギュアスケート界の早すぎる世代交代、名伯楽のアルトゥニアン氏が持論
次々と新星が顔を出すフィギュアスケート界。ロシアでは平昌五輪女王アリーナ・ザギトワ(ロシア)の一時的な活動休止が話題になるなど、17歳の若さで世代交代を突きつけられていた。そんな中、ロシアの名伯楽が年齢制限の引き上げを提言。同国メディアが報じている。
低年齢化が指摘されているフィギュアスケート界。「『使い捨てのチャンピオンは要らない』、フィギュアスケートのコーチが新世代スケーターを使い捨てカップに例える」と記事を掲載したのは、「russian.rt.com」だった。語ったのはロシアの名伯楽ラファエル・アルトゥニアン氏。年齢制限の引き上げについてこう話している。
「使い捨てのプラスチックカップでコーヒーを飲むのは好きじゃないんだ。陶器で飲むのとは味が違うだろ。チャンピオンが使い捨ての状態になるのも同じで、自分はそれが嫌なんだ」
ミッシェル・クワン、浅田真央、ネイサン・チェン、本田真凜らを指導してきたアルトゥニアン氏。若くして成功したスケーターを「使い捨てのプラスチックカップ」と例え、女子シングルスにおける年齢制限引き上げの必要性を主張している。記事では「女子スケーターは『よくトレーニングされて、なお且つ健康的』な肉体を持った状態でシニアの大会に出場すべきと同コーチは指摘」と記し、思春期を過ぎてからシニアに参戦するべきだと強調しているという。
フィギュアスケート界では、15歳のアレクサンドラ・トルソワとアンナ・シェルバコワ、16歳のアリョーナ・コストルナヤというロシアの天才少女3人が台頭。次々と若い選手が台頭し、ザギトワは活躍の場を失った。