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田中恒成がWBOスーパー王座に 井岡一翔への指名挑戦権獲得で「実現の可能性ある」

ボクシングのWBO世界フライ級王者・田中恒成(畑中)がWBOからキャリアの活躍を評価され、スーパー王座認定を受けた。WBOが公式サイトで発表した。キャリア15戦全勝で世界最速タイの12戦目で3階級制覇を成し遂げている田中。昨年大晦日には、同級10位ウラン・トロハツ(中国)に3回2分29秒KO勝ちし、3度目の防衛に成功していた。畑中ジムは9日にWBOにスーパー王座の申請を提出したという。

田中恒成【写真:Getty Images】
田中恒成【写真:Getty Images】

WBOがスーパー王座認定、井岡一翔VS田中恒成が実現か

 ボクシングのWBO世界フライ級王者・田中恒成(畑中)がWBOからキャリアの活躍を評価され、スーパー王座認定を受けた。WBOが公式サイトで発表した。キャリア15戦全勝で世界最速タイの12戦目で3階級制覇を成し遂げている田中。昨年大晦日には、同級10位ウラン・トロハツ(中国)に3回2分29秒KO勝ちし、3度目の防衛に成功していた。畑中ジムは9日にWBOにスーパー王座の申請を提出したという。

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 WBOチャンピオンシップ委員会のチェアマンを務めるルイス・バティスタ・サラス氏はWBOで3階級制覇を果たした功績に加え、「ミスター・タナカはプロわずか15試合で3階級のタイトル防衛に成功した。元WBO、WBA、IBF世界王者を含む高いスキルを持った、尊敬すべき相手に防衛に成功している。対戦相手の成績の合計は253勝32敗14分だった」と絶賛。プロ15戦のみならず、対戦相手の戦績も評価し、様々な判定基準を満たしていたために、田中のスーパー王座認定を発表した。

 WBOのスーパー王座制度はWBAと違い、スーパー王座を認定しても正規王座は空位にならず、称号を与えるだけのもの。条件としては、主要4団体でWBO以外の王座を統一した王者、WBO王座を10度以上防衛した王者、10度以下でも高評価や高い技術で防衛している正規王者の3つがある。3階級で通算6度防衛の田中は、3つ目の高評価を手にしたことで今回の認定に繋がった。

 さらにWBOスーパー王座に与えられる権利がある。階級を変えた場合、その階級の王者への指名挑戦権を得られることだ。米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン.com」も田中のスーパー王座就任の栄誉を特集。今回の認定で、WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(Reason大貴)との日本人対決実現の可能性を紹介。記事ではこう説明している。

「現在のWBO115ポンド(スーパーフライ級)のタイトル保持者はカズト・イオカだ。日本人男性ボクサーで唯一の4階級制覇王者だ。イオカは2020年の最優先事項にフアン・フランシスコ・エストラーダとの統一戦に臨むことを熱望している。このファイトは実現する可能性は高い。同胞との激突もまた実現する可能性がある」

 かねてから田中は4階級制覇、さらには5階級制覇の夢を公言していた。井岡VS田中は実現するのか。同じTBS系列の興行に出場する日本人名チャンプ同士の激突に期待が高まる。

(THE ANSWER編集部)


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