肘の怪我はどう予防すべき? 米国の医師が教えた、球児が知るべき3つのチェック法
3つ目のチェック方法は「USAポーズ」
check3:投球側の手で“いいね”サイン、いわゆるサムアップポーズを作る。そして肘の角度を直角に保ったまま体の真横、肩の高さまで上げていく。親指が体の後方に向かうように後方に動かしていく。そこで親指を第三者が持ちゆっくりと後方に牽引する。この時に肘の内側に痛みや鈍痛、違和感がある(症状あり)。
他にもいくつかのチェック方法がありますが、こうした方法を選手自身が知識として持っておくことが、傷害予防や早期復帰に役立つと思います。
ただ注意したいことは、これはあくまでも目安の一つで、今回当てはまらなかったので「必ず大丈夫」ではないことも十分に理解してください。なんらかの”痛みなどのサイン”を示した場合は、早期に専門医を受診することが大切です。
【編集部補足】石井トレーナーはそれぞれのチェック項目の動作のイメージとして、check1は「カトちゃんペッ」、check2は「ギャランドゥ」、check3は「USAポーズ」をイメージするとわかりやすいとしている。
(石井 雅也 / Masaya Ishii)