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身長163cmの大学生侍が証明したい「小さくてもプロに行ける」 井端監督も注目する勝田成の観察眼

野球の侍ジャパン大学代表は、6日からチェコで行われる「プラハベースボールウィーク」に参加する。このチームで存在感を増しているのが、最も小柄な身長163センチの勝田成(かつだ・なる=近大3年)内野手だ。侍のトップチームを率いる井端弘和監督も、視察で目についた選手として名前を挙げるほど。小さくても日本代表に、プロ野球選手になれることを証明していきたいという勝田が、夢をかなえてきた“技術”を教えてくれた。

鍛えられた下半身をうまく使って鋭い打球を飛ばす勝田【写真:羽鳥慶太】
鍛えられた下半身をうまく使って鋭い打球を飛ばす勝田【写真:羽鳥慶太】

トップチームの井端監督も絶賛「野球をわかっている」

 野球の侍ジャパン大学代表は、6日からチェコで行われる「プラハベースボールウィーク」に参加する。このチームで存在感を増しているのが、最も小柄な身長163センチの勝田成(かつだ・なる=近大3年)内野手だ。侍のトップチームを率いる井端弘和監督も、視察で目についた選手として名前を挙げるほど。小さくても日本代表に、プロ野球選手になれることを証明していきたいという勝田が、夢をかなえてきた“技術”を教えてくれた。

 4日まで神奈川県平塚市で行われた合宿を激励に訪れた井端監督が、真っ先に名前を挙げたのが勝田だった。「すごく野球をわかっていて好みのタイプの選手です。粘っこさもありますし、うまいなあ」。井端監督も身長173センチと、決して大きくない。たださらに10センチも小柄な若武者には、自然と目が向いた。

 この言葉に勝田は「僕なんかでいいんですかね。まだまだアマで野球をしている限り、知識も技量もない」とはにかむ。ただ一方では、強い決意を胸に日本代表のユニホームにそでを通している。

「小さいから日本代表に入れない、プロに行けないというのは言いわけだと思ってやっています」

 大学代表候補として合宿に合流したとき、「小さい人に夢を与えたい」とはっきり口にした。だから日本代表に選ばれたのも「スタートラインです」と言い切れる。小さくても日本代表になり、プロ野球に行けると自身が証明したいのだという。

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