栄養バランスは世界でも屈指の「和食」 アスリートを目指す子供にもオススメ
和食の栄養バランスは、世界でも屈指のものである――。栄養学の視点から見て、和食は三大栄養素と呼ばれる炭水化物、タンパク質、脂質の割合が抜群に良く、スポーツに取り組む若年層の子供の体づくりに効果的だという。
「PFCバランス」とは
和食の栄養バランスは、世界でも屈指のものである――。栄養学の視点から見て、和食は三大栄養素と呼ばれる炭水化物、タンパク質、脂質の割合が抜群に良く、スポーツに取り組む若年層の子供の体づくりに効果的だという。
国内トップアスリートの食事をアドバイスする公認スポーツ栄養士の橋本玲子さんは「PFC(Protein, Fat, Carbohydrateの略)バランス」と呼ばれる三大栄養素の摂り方をこう説明する。
「健康を維持し、パフォーマンスを向上させるために理想的な三大栄養素の割合は、炭水化物(55-60%)、脂質(25-30%)、タンパク質(15-20%)と言われています」
別表は2011年時点の各国のPFCバランス表になる。日本は炭水化物58%、脂質29%、タンパク質13%と、同じアジアの中国とともに理想値に近い割合となっている。一方でイタリア、フランス、アメリカと言った欧米諸国は脂質が40%を超えている。