[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

久保建英のような天才少年にどう育てる? 幼少期に作りたい「転ばない体」とは

木場氏が考えるトップアスリートを目指すための第一歩とは?

 四つん這いでの運動の後には、マット上でのジャンプなど遊戯性を高めたメニューに映った。

「マットの上でジャンプして、着地時に決められたラインの上でしっかりとストップする。これは反応、連動、バランスの強化です。頭からかかとまで体の軸を一本しっかりと作ることができれば、平均台の上でも体はぶれません。サッカーなどの球技でもインナーマッスルがしっかりするようになるので、それだけ高いパフォーマンスを見せることができます」

 木場氏はこう説明している。将来のトップアスリートを目指すための第一歩に、幼稚園生は何を目指せばいいのだろうか。

「まずは転倒しない体になる。そして、体の使い方がスムーズになる。スポーツをやっている子供たちはパフォーマンスアップを目指す。幼稚園の年中、年長年代では身体の使い方で弱い部分を見つけてあげたいですね」

 子供達が健康な成長を遂げ、久保選手や中井君のような天才少年、そして、未来のトップアスリートを目指す上で、体のバランス強化こそが、幼児期の発育における重要な一歩になるのかもしれない。

【了】

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

1 2 3

木場 克己

KOBA式体幹バランストレーニング協会代表

プロトレーナー

 小2年で柔道を始め、小6の南九州柔道大会で優勝、優秀選手賞を獲得。中3で県内の大会のタイトルを優勝で飾る。全九州大会団体の部で優勝・県大会軽量級個人戦2位。高校でレスリングを始め、56キロ級九州大会で優勝。インターハイ、国体は団体戦3位。腰椎圧迫骨折で現役を退き、医療人の道へ。鍼灸師、柔道整復師、FC東京ヘッドトレーナー(95~02年)、G大阪ユーストレーニングアドバイザー(2016年~)、長友佑都専属トレーナー。

URL:http://kobakatsumi.jp/

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集