オスグッド病のなぜ― スポーツ少年のお悩み、なぜ起きる?どうすれば防げる?
関節に強い負荷のトレーニングは不要…予防やケアにストレッチの導入を
また、骨の柔らかい成長期に、オスグッド病になるほどの強度がかかるトレーニングは必要ありません。分かりやすい種目で言うと、かつてのうさぎ跳びや、重さを使ったフルスクワットがその代表。膝関節を鋭角(90度以下)に曲げ、強い負荷を関節に一気にかけるような練習は控えてください。
幸い、オスグッド病は発症後、数か月で痛みの症状が治まります。ただし、症状のある間はスポーツをお休みする、または患部に影響のないメニューに切り替えましょう。
「わずか数か月」のお休みでも、大会が近づいていたり、レギュラー争いが懸かっていたりすると、子供たちにとってショックも大きいと思います。しかし、焦りは禁物。患部を休め、地道にケアを続けることが体にとって一番良いことを伝え、無理をしないよう気をつけて見てあげましょう。
最後に、予防やケアに良いストレッチ法をご紹介します。今日からぜひ、実践してみてください。