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「今、子どもに何をしてあげられるか」 思い悩む保護者が「食」でできるサポート

一緒に作り、一緒に食べる…餃子の冷凍作り置きは経済的でオススメ

 例えば、家族みんなが会話を楽しめるよう、焼肉やお好み焼き、たこ焼きなどホットプレートを使った食事にしたり、お菓子やパンをイチから一緒に作ってみたり。一緒に食べるだけでなく、お子さんが自分自身で材料を触り、刻み、調理をすることで、食に興味を持つきっかけにもなります。餃子をたくさん作って冷凍して作り置きにすれば、経済的ですし、非常におすすめ。ちなみに、餃子の材料である豚ひき肉に含まれるビタミンB1は、心身が疲れている時に積極的に取りたい栄養素の一つです。

 今のようなストレスを感じる環境下では、ビタミンCの補給もとても大切。果物ならオレンジなどの柑橘類やキウイフルーツ、そして今の時期にお手頃ないちご。野菜であればブロッコリー、パプリカ、じゃがいもなどに多く含まれます。ビタミン類は、免疫力の維持をサポートする働きもあります。野菜は電子レンジで温めて蒸し野菜にすれば、手間もかかりませんよ。

 また、カルシウムには神経の興奮を抑え、精神を安定させる役割があります。なんだか心がモヤモヤしているな……と感じるようであれば、ホットミルクやミルクココアを飲みながら、お子さんの話にとことん付き合ってみてはいかがでしょう。

 これまでは、部活動や塾、仕事などで各自が忙しく、家族そろって食事をする機会が少なかったご家庭も多かったと思います。「STAY HOME」の今だからこそ、家族で過ごす食事の時間を大切にしたいですね。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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長谷川直子

公認スポーツ栄養士

管理栄養士、公認スポーツ栄養士。09年から新潟を拠点にJリーグのアルビレックス新潟・栄養アドバイザーとして、選手、家族向け栄養セミナーの実施、メニュー作成や調整、個別の食事相談などを担当する。そのほか、スポーツ指導者向け研修会、小中学校でのスポーツと食の講演会、新聞・雑誌の監修やラジオ出演など幅広く活躍。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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