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蕎麦は“色の濃い麺”を選んだ方が体にいい? 丼ものとのセット注文はアリなのか

蕎麦屋ランチでよく見かける丼物とのセット注文は大丈夫?

 一方、腹持ちが悪く、すぐにお腹が空いてしまうのが蕎麦の残念なポイント。よく「蕎麦だけでは物足りないから」と、帰りがけに砂糖と脂質たっぷりの菓子パンを買う方がいますが、それでは期待される蕎麦パワーもダウンします。

 それならば、腹持ちを良くするために、タンパク質も一緒に摂れる蕎麦をオーダーしましょう。メニューでいうと、鴨南蛮や卵とじ蕎麦、とろろそば。油あげも大豆なので、きつねそばもよいです。コンビニエンスストアで買うならば、とろろそばに温玉も買ってトッピングする、サイドメニューに冷ややっこを追加するのがおすすめです。

 蕎麦屋のランチでよく見かける丼物とのセットも、悪くありません。何しろ、午後の仕事は長丁場。20時、21時にならないと夕飯が食べられない人は、蕎麦だけでは逆にもちません。丼ものはタンパク質もとれますし、「がっつり食べたいな」という日は、食べてOK。時にはお腹だけでなく、心の満足感を得られるメニューを選ぶことも大切です。

 最後に一つ、食べ方で注意点を。シメに蕎麦湯を飲む時は、できるだけそばつゆは混ぜないこと。「管理栄養士って細かいことまでうるさい」と思われるかもしれませんが、そばつゆはとても塩分が高い。飲みきってしまうと、せっかくの蕎麦効果も台無しですよ。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

 ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJリーグ横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けてのスポーツ食講座なども行う。著書に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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