蕎麦は“色の濃い麺”を選んだ方が体にいい? 丼ものとのセット注文はアリなのか
蕎麦屋ランチでよく見かける丼物とのセット注文は大丈夫?
一方、腹持ちが悪く、すぐにお腹が空いてしまうのが蕎麦の残念なポイント。よく「蕎麦だけでは物足りないから」と、帰りがけに砂糖と脂質たっぷりの菓子パンを買う方がいますが、それでは期待される蕎麦パワーもダウンします。
それならば、腹持ちを良くするために、タンパク質も一緒に摂れる蕎麦をオーダーしましょう。メニューでいうと、鴨南蛮や卵とじ蕎麦、とろろそば。油あげも大豆なので、きつねそばもよいです。コンビニエンスストアで買うならば、とろろそばに温玉も買ってトッピングする、サイドメニューに冷ややっこを追加するのがおすすめです。
蕎麦屋のランチでよく見かける丼物とのセットも、悪くありません。何しろ、午後の仕事は長丁場。20時、21時にならないと夕飯が食べられない人は、蕎麦だけでは逆にもちません。丼ものはタンパク質もとれますし、「がっつり食べたいな」という日は、食べてOK。時にはお腹だけでなく、心の満足感を得られるメニューを選ぶことも大切です。
最後に一つ、食べ方で注意点を。シメに蕎麦湯を飲む時は、できるだけそばつゆは混ぜないこと。「管理栄養士って細かいことまでうるさい」と思われるかもしれませんが、そばつゆはとても塩分が高い。飲みきってしまうと、せっかくの蕎麦効果も台無しですよ。
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)