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長友佑都らをサポートするトレーナー、最大限の力を発揮するための水分補給を語る

サッカー日本代表で活躍するインテルの長友佑都選手、リオデジャネイロ五輪で金メダルを目指す競泳日本代表の池江瑠花子選手。世界で戦う2人のトップアスリートには共通点が存在する。トップパフォーマンスをさらに引き出すプロトレーナー、木場克己氏の指導を受けている点だ。

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多くのトップアスリートが取り入れる「コバトレ」

 サッカー日本代表で活躍するインテルの長友佑都選手、リオデジャネイロ五輪で金メダルを目指す競泳日本代表の池江瑠花子選手。世界で戦う2人のトップアスリートには共通点が存在する。トップパフォーマンスをさらに引き出すプロトレーナー、木場克己氏の指導を受けている点だ。

 同氏は体幹・体軸・バランスを同時に強化する独特のトレーニングメソッド「コバトレ」の主催者であり、この2人以外にも日本を代表する複数のアスリートの専属トレーナーとして活躍している。

 特に長友は同選手がまだ無名だった明治大学時代から支え、重度の「腰椎すべり症」で歩行すらままならなかった危機を二人三脚で乗り越えてきた。「コバトレ」を取り入れることでインナーマッスルの強化を促し、持病の腰痛を克服。世界の舞台で戦える体づくりを実現した。今年2月からはJリーグの強豪ガンバ大阪ユース(高校生年代の下部組織)とトレーニングアドバイザー契約を結び、日本の若年層の育成もサポート。スポーツ文化の発展に尽力している。

 そんな木場氏が各選手の力を最大限引き出す上で細心の注意を払っているのが水分補給だ。実際のところ、それらは運動時のパフォーマンスにどのような影響を与えているのだろうか。

「汗をかきやすい人は、それだけ疲労の蓄積スピードが速いことを意味します。疲労度合いの高まりはそのまま、プレー中の不安材料にもなります。メンタル面にもいい影響はありません。それでも、水分補給をしっかり続けていれば、疲労蓄積を軽減できます。しっかり水分補給をしていれば、他の選手よりも汗をかいていたとしても、不安を抱えることはありません。メンタル的にも安定し、高いパフォーマンスにもつながります。他の選手が試合の終盤に足を痙攣させている時に、しっかりと走ることができれば精神的に優位性を保つこともできます。筋肉のダメージのリスクも減少します」

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木場 克己

KOBA式体幹バランストレーニング協会代表

プロトレーナー

 小2年で柔道を始め、小6の南九州柔道大会で優勝、優秀選手賞を獲得。中3で県内の大会のタイトルを優勝で飾る。全九州大会団体の部で優勝・県大会軽量級個人戦2位。高校でレスリングを始め、56キロ級九州大会で優勝。インターハイ、国体は団体戦3位。腰椎圧迫骨折で現役を退き、医療人の道へ。鍼灸師、柔道整復師、FC東京ヘッドトレーナー(95~02年)、G大阪ユーストレーニングアドバイザー(2016年~)、長友佑都専属トレーナー。

URL:http://kobakatsumi.jp/