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「つい食べ過ぎ、飲み過ぎる問題」はどうすれば太らないのか 答えは「翌日」にあり

なぜ、満腹なのに「締めのラーメン」は入る? 飲み過ぎで起こる“誤作動”とは

 さて、飲み会で「うっかり」飲み過ぎたり食べ過ぎたりする原因の一つに、脳の視床下部にある「満腹中枢」の誤作動が挙げられます。満腹中枢が正常に働いていれば、適量を食べたところで、「もう食べるのをやめなさい」という指令が脳から出ますが、アルコールの影響で満腹中枢が鈍ると、食べ過ぎを誘発。散々、飲んだり食べたりした後も、なぜか「締めのラーメン」が食べられるのは、この誤作動のせいなのです。

 食べ過ぎを防ぐなら、まずは飲み過ぎないことが大事。合わせて「味の濃いつまみ」は避けるのが得策。なぜなら血液の塩分濃度が上がると、体が水分を欲し、ついアルコールに手が伸びてしまうからです。

 そして、つまみは自分で決めた「食べてもいい量」だけを小皿に盛り、お代わりはしないこと。スナック菓子も同様です。ポテトチップスや柿の種も袋のままつまむから、「うっかり」1袋を食べきってしまうのです。食べる量はあらかじめ決めて、小皿に出す。これを習慣づけるだけで、「やっちゃったー!」という後悔も少なくなりますよ。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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中野ジェームズ修一

スポーツトレーナー

1971年、長野県生まれ。フィジカルトレーナー。米国スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/EP-C)。日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナー。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、卓球・福原愛、バドミントン・藤井瑞希らの現役時代を支えたほか、プロランナー神野大地、トランポリン競技選手など、多くのトップアスリートから信頼を集める。2014年以降、青山学院大駅伝チームのフィジカル強化指導を担当。東京・神楽坂に自身が技術責任者を務める会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」がある。主な著書に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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