「つい食べ過ぎ、飲み過ぎる問題」はどうすれば太らないのか 答えは「翌日」にあり
なぜ、満腹なのに「締めのラーメン」は入る? 飲み過ぎで起こる“誤作動”とは
さて、飲み会で「うっかり」飲み過ぎたり食べ過ぎたりする原因の一つに、脳の視床下部にある「満腹中枢」の誤作動が挙げられます。満腹中枢が正常に働いていれば、適量を食べたところで、「もう食べるのをやめなさい」という指令が脳から出ますが、アルコールの影響で満腹中枢が鈍ると、食べ過ぎを誘発。散々、飲んだり食べたりした後も、なぜか「締めのラーメン」が食べられるのは、この誤作動のせいなのです。
食べ過ぎを防ぐなら、まずは飲み過ぎないことが大事。合わせて「味の濃いつまみ」は避けるのが得策。なぜなら血液の塩分濃度が上がると、体が水分を欲し、ついアルコールに手が伸びてしまうからです。
そして、つまみは自分で決めた「食べてもいい量」だけを小皿に盛り、お代わりはしないこと。スナック菓子も同様です。ポテトチップスや柿の種も袋のままつまむから、「うっかり」1袋を食べきってしまうのです。食べる量はあらかじめ決めて、小皿に出す。これを習慣づけるだけで、「やっちゃったー!」という後悔も少なくなりますよ。
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)