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選手村メニューでも各国・地域の料理に配慮 今、世界のアスリートに広がる食事とは

これからは「勝つために何を食べる」だけではない時代に

 日本ではプラントベースド食やベジタリアン食と言うと一部の健康志向の人が実践する「ライフスタイルの一つ」という認識が一般的には強くあります。しかし、実際はそれだけでなく、信仰する宗教の観点から実践する方もいれば、動物愛護や環境保全に基づく背景を含んだ選択である場合も非常に多くあります。

 世界のスポーツ界でも、地球規模で起こっている食の課題や環境の変化を理解し、何を選び、食べるかを、率先して考え、実践する選手が増え、またその背景を発信する選手、スポーツ団体が増えてきています。

 これからは単に勝つために何を食べるという話だけでなく、SDGsが掲げる環境や人、動物にやさしくあること、日本の食文化を守り、継承していくという視点でもスポーツと食について考え、実践する必要があると感じています。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

 ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJリーグ横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けてのスポーツ食講座なども行う。著書に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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