「秋冬こそウォーキング」 元美人シンクロ選手が実践する「冷え対策」の3本柱
風邪を引きやすい体質だった青木さん、管理栄養士は「一口でも水分補給を」
友達の家に集まるときは、友達の子供も一緒に食べられるちゃんこ鍋や塩鍋。外食時は、キムチ鍋、火鍋が圧倒的に多いですね。寒くなると体も脂肪を蓄えやすくなる気がしますが、辛い系の鍋を食べると汗もかくので、罪悪感もなし。冷えと脂肪対策ということで一石二鳥です(笑)」
実は気管支が丈夫なほうでなく、風邪を引きやすい体質だったという青木さん。引退後はプールで過ごす時間がグッと減り、余計に秋冬の乾燥が気になるそう。「特に屋外や電車での長距離移動時は、油断するとすぐに喉が張り付くように渇いてしまう。秋冬の喉の渇きは風邪に直結すると聞いたので、こまめな水分補給を心がけています」
「秋冬は屋外だけでなく室内も暖房の影響で乾燥しているので、のどや鼻の粘膜も乾きやすい状態です」とは横浜F・マリノスをはじめ、様々なスポーツ選手の栄養指導を行う管理栄養士の橋本玲子さん。
「口やのど、鼻のなかが乾燥すると、風邪の原因となるウイルスが粘膜に付着し、増殖しやすくなります。ウイルス感染の予防には、こまめに水分をとり、口や鼻をなるべく潤しておくことが効果的。“喉がカラカラ”と感じる前に、一口でいいので水分補給を心がけてください」
実は厚着による発汗で、気づかないうちに身体がカラカラに乾いてしまう人も多いという。これから冬本番。カゼを寄せ付けない“渇く前の水分補給”で、喉を潤す習慣をつけよう。
長島恭子●文 text by Kyoko Nagashima
mika●写真 photo by mika