[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

元陸上日本代表の伊藤友広氏が「東北『夢』応援プログラム」夢宣言イベントに出演!

東日本大震災の被災地・岩手県宮古市から一人でも多くの陸上選手が出てほしい――。そんな思いを胸に、子供たちの指導を始めた元陸上選手がいる。2004年アテネ五輪日本代表として男子1600メートルリレーに出場した伊藤友広さんだ。

20161202_ito_1_2

 東日本大震災の被災地・岩手県宮古市から一人でも多くの陸上選手が出てほしい――。そんな思いを胸に、子供たちの指導を始めた元陸上選手がいる。2004年アテネ五輪日本代表として男子1600メートルリレーに出場した伊藤友広さんだ。

 伊藤さんは高校時代に国体(少年の部)400メートルで優勝するなど10代の頃から才能が開花。法大進学後の4年時にアテネ五輪の1600メートルリレーメンバーに選ばれた。決勝ではメダル獲得こそ逃したものの、3位のナイジェリアにわずか80センチまで迫り、過去最高となる4位に入賞。現役引退後は、国際陸上競技連盟の公認指導者資格(キッズ対象)を取得し、400メートルハードルの日本記録保持者で計3度の五輪に出場した為末大さんらとともに、子供たちへの指導などを行っている。

20161202_ito_3_4_5_6

 そんな伊藤さんは秋田県出身ということもあり、東日本大震災後は東北の小学校に何度も足を運び、かけっこ教室などを行いながら支援活動を継続してきた。今年3月には公益財団法人東日本大震災復興支援財団が立ち上げた「東北『夢』応援プログラム」にも賛同。その一環として行われた今月19日の同イベントでは、岩手県宮古市の高浜小学校を訪問。小学生25人に対して特別授業を実施し、速く走るポイントなどを指導した。

 伊藤さんが重点的に教えたのは、スピードに乗って走るための基本である「ジャンプ」と「スキップ」の2点だった。「自分の体が宙に浮いているな、という気持ちで走ってみよう」などとアドバイスをしつつ、軽やかなステップを実践すると、子供たちからは感嘆の声が上がった。

20161202_ito_7_8_9_10

 この「東北『夢』応援プログラム」は1回限りの指導では終わらず、「スマートコーチ」と呼ばれるアプリを活用して長期的に指導することが特徴の一つ。指導する側が毎月課題を提示し、子供たちは現地コーチの協力のもと、その課題に取り組む様子を動画で撮影。それをやり取りすることでレベルアップを図っていく。今回の直接指導は1時間ほどだったが、伊藤さんと子供たちとのやり取りは来年3月まで続き、定期的に指導していくことになる。

 走り方を学ぶ子供たちにとっても、指導する伊藤さんにとっても新たなチャレンジ。この成果の発表会は来年3月に実施される予定だ。

20161202_ito_11_12

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集