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BUASがラグビー、アイスホッケー、ランニング、野球の体験イベントを開催

スポーツを通じて、一度限りの人生における最高の決断をできる人間形成を目指す「ブリングアップ・アスレティック・ソサエティ(BUAS)」が2020年、新たな一歩を踏み出した。これまで「BUラグビーアカデミー」「BUアイスホッケーアカデミー」の2本柱で行ってきたが、今年から新たに「BUランニングパフォーマンスアカデミー」と「BUベースボールアカデミー」が仲間入り。子どもたちの対人間力やコミュニケーション能力を伸ばし、可能性を広げる活動を拡大している。

BUASが4つの競技の体験イベントを開催した【写真:荒川祐史】
BUASが4つの競技の体験イベントを開催した【写真:荒川祐史】

競技の垣根を越える楽しさ BUAS初の合同イベントが子どもたちに示した可能性

 スポーツを通じて、一度限りの人生における最高の決断をできる人間形成を目指す「ブリングアップ・アスレティック・ソサエティ(BUAS)」が2020年、新たな一歩を踏み出した。これまで「BUラグビーアカデミー」「BUアイスホッケーアカデミー」の2本柱で行ってきたが、今年から新たに「BUランニングパフォーマンスアカデミー」と「BUベースボールアカデミー」が仲間入り。子どもたちの対人間力やコミュニケーション能力を伸ばし、可能性を広げる活動を拡大している。

 そして9月12日、4つの競技が一堂に会する記念すべき合同イベントが開催された。アイスホッケーアカデミーがオフアイストレーニングの拠点を置く埼玉県戸田市内にある「CCM Experience Cener Tokyo 戸田MiSC」のリニューアルオープンイベントとして開催。イベントには4つのアカデミーから小中学生32人が参加し、普段なじみのない他競技を体験しながら仲間との交流を図った。

 検温や消毒など新型コロナウイルス感染対策を万全に行い、イベントがスタート。開会式では「BUAS」の活動を支える豊田TRIKE株式会社の豊田浩之代表取締役の挨拶に続き、講師を代表してアイスホッケーアカデミーを主宰する元日本代表の鈴木貴人コーチが挨拶。子どもたちに「競技の壁を越えていろいろなスポーツに挑戦し、楽しい1日にしてください」と呼びかけた。

 ラグビー、アイスホッケー、ランニングパフォーマンス、ベースボールの各アカデミーから参加した子どもたちは、昨年「BUラグビーアカデミー」とコラボレーションした墨絵アーティスト、茂本ヒデキチ氏からプレゼントされた「BUAS」オリジナルTシャツを着用。躍動感あふれる筆のタッチで4競技が描かれた揃いのTシャツで、まずは臼井智洋コーチが担当する合同サーキットに取り組んだ。

 合同サーキットでは、ランジやスクワットなど筋肉に刺激を与える動き、両手両足を床についた状態から片足をサソリの針のように高々と上げるなど柔軟性を高める動き、中腰の状態から合図とともに素速く動く敏捷性を高める動きなど、子どもたちの体にあらゆる刺激を与えるトレーニングを実施。始めは、簡単そうに見えても思うように体が動かせない子どもも多かったが、臼井コーチの「もう少し胸を張ってみよう」「頭の高さは一定にしてみよう」といった的確な声掛けに後押しされ、次第に上手に体が操れるようになっていった。

子どもたちはラグビー、アイスホッケー、ランニング、野球を楽しんだ【写真:荒川祐史】
子どもたちはラグビー、アイスホッケー、ランニング、野球を楽しんだ【写真:荒川祐史】

初めて体験するスポーツに子どもたちは夢中「挑戦することは大切」

 合同サーキットでひと汗掻いた後は、5つのグループに分かれ、いよいよラグビー、アイスホッケー、ランニング、野球の体験会がスタートした。各グループはそれぞれ4競技を15分ずつ体験。元日本代表の箕内拓郎コーチ、元日本代表の菊谷崇コーチ、臼井コーチ、奥井亮太コーチが担当するラグビーでは、円陣を組んでコーチの動きに合わせながら2つのボールを落とさないようにパス回しやミニゲームを実施した。

 鈴木コーチに加え、元日本代表の内山朋彦コーチ、日本代表ヘッドトレーナーの佐保豊コーチが担当するアイスホッケーでは、子どもたちはオフアイスで実際にスティックを使ったシュート練習に挑戦した。日本体育大学でコーチを務める古川佑生コーチが担当するランニングでは、強く地面を蹴って上に高くジャンプするなど、速く走るためのコツを伝授。元阪神の山崎一玄コーチ、元日本ハムの小牧雄一コーチ、元阪神の川尻哲郎コーチが担当した野球では、子どもたちはバッティングとボールを投げる基礎を体験した。

 普段、やったことがない競技に興味津々の様子で取り組んだ子どもたちは、夢中になって大粒の汗をかきながらも終始、弾けるような笑顔を浮かべ、真剣な眼差しで新たな競技を楽しんだ。約2時間に及ぶ体験会は、あっという間に終わりの時間に。子どもたちからは「ジャンプすると速く走れるようになると分かった陸上が楽しかった」「初めてだったから、ホッケーでシュートを打つのが難しかった」など、さまざまな感想が寄せられた。

 閉会式では、鈴木コーチから「長い時間でしたが、みんなの楽しそうな顔が見られて良かったです。自分が今、やっている競技で上達するためにも、いろいろなスポーツに挑戦することは大切です」とアドバイス。また、菊谷コーチは「ラグビー、アイスホッケー、ランニング、野球が集まるBUASとしては、これからもいろいろなスポーツが楽しめるイベントを開催したと思います」と話し、今後も競技の垣根を越えたイベントや体験会を開催し、子どもたちに様々な選択肢や可能性を提供していくとした。

 ラグビー、アイスホッケー、ランニング、野球と競技の絆を広げるBUASは、日本に限らず海外にもネットワークを広げながら、子どもたちの成長をサポートしていく。

(THE ANSWER編集部)

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