「本気」で打ち込んだサッカーか、スケートか 10代だった高木美帆が迷わず選べた理由
自身の経験を踏まえ、ジュニア世代に送りたいメッセージとは
そんな自身の経験も踏まえ、ジュニア世代の子供たちには「いろいろな経験を積んでほしい」とアドバイスを送る。
「私が育った北海道では、夏は野球やサッカー、冬はスケートをする子供たちが多いんです。環境が許すのであれば、スポーツに限らず、勉強でも何でも、いろいろなことを経験してもらいたいなって思います。スポーツではないところにも楽しさはいっぱいあるので、スポーツしか知らないのはもったいない。
ただ、経験すると言っても、ある程度継続して真剣に取り組まないと意味がないと思います。それぞれ真剣に取り組んだ後で、やっぱりスケートに進もうとなった時こそ、迷わず集中できる。最終的にスケートを選んでもらえたら、私はうれしいなって思います」
そう語ると晴れやかな笑みを浮かべた。成功あり挫折あり。スケートに限らず、あらゆることに真剣に取り組んできた経験が、トップスケーター高木の礎になっている。
(THE ANSWER編集部)