17歳で日本→豪州に国籍変更「ここで生きていく」 U-18代表・寒川瑛太の一風変わったキャリア
野球の国際大会「ラグザス presents 第32回 WBSC U-18野球ワールドカップ」が、沖縄県那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇などで開催中だ。豪州代表の正二塁手として活躍しているのが、エイタ・サムカワ内野手。福岡で生まれ育ち、豪州に移住して代表入りし、今回が初の国際大会参加となる。一風変わったキャリアと、今後の夢を語ってくれた。

豪州代表のエイタ・サムカワ、日本流でチームに貢献
野球の国際大会「ラグザス presents 第32回 WBSC U-18野球ワールドカップ」が、沖縄県那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇などで開催中だ。豪州代表の正二塁手として活躍しているのが、エイタ・サムカワ内野手。福岡で生まれ育ち、豪州に移住して代表入りし、今回が初の国際大会参加となる。一風変わったキャリアと、今後の夢を語ってくれた。
豪州は6日のパナマ戦に4-1で勝利し、今大会初白星を挙げた。「9番・二塁」で先発したサムカワは2-1とリードした9回、先頭で打席に立つとフルカウントまで粘った末に右前打。2死後3点目のホームを踏み、貴重な1点をチームにもたらした。
「先頭だったんで、どうにかして塁に出ないといけないと思って。三振だけはいけないと」。身長175センチ、体重75キロという体格は、大男が揃う豪州代表の中では小柄。ただ後につなぐという日本的な発想で、打線にアクセントを加えている。

ただ、サムカワが野球を始めたのは、小学校6年生だった2019年の冬に豪州へ移住してからだ。小学校では、九州北部で盛んなソフトボールをプレー。野球をやりたいという思いもあったが、近くにその環境がなかった。父の仕事の都合で豪州・パースに移住すると「現地に着いた初日に野球チームを見つけて、もう練習に行ったんです」。超早業で道を開いた。
普段は地域のクラブチームでプレーし、今年の冬からはセミプロのABLを戦うパース・ヒート入りする。日本や韓国からも期待の若手プロ選手が参加するハイレベルなリーグだ。そして今回、代表入りするにあたっては大きな決断もあった。豪州国籍の取得だ。
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