23歳はフィギュア引退→就職へ「パソコンカタカタすると思う」 白岩優奈、離れても生かす氷上の学び
フィギュアスケートは年末の大一番・全日本選手権が22日まで行われた。最後の大舞台に臨んだ白岩優奈(関大)は合計178.72点で女子シングル19位だった。22日のフリーを終え、取材に対して「スケート界に残ること、戻ってくることは今は考えていない」とコメント。今後は社会人として会社勤めをすることになると明かした。
全日本フィギュアスケート選手権
フィギュアスケートは年末の大一番・全日本選手権が22日まで行われた。最後の大舞台に臨んだ白岩優奈(関大)は合計178.72点で女子シングル19位だった。22日のフリーを終え、取材に対して「スケート界に残ること、戻ってくることは今は考えていない」とコメント。今後は社会人として会社勤めをすることになると明かした。
ショートプログラム(SP)59.00点の18位だった白岩。フリーでは3回転サルコーでミスが出たものの、最後の全日本を笑顔で終えた。「ショートに比べたら『良い演技したい』と緊張していたんですけど、最後まで強気で行けたと思うし、何よりスケートが楽しいという気持ちが表現できた」。演技前は声援に感激。「うるっと来てしまったんですけど、切り替えられて、一つ一つ丁寧にできたかな」と振り返った。
「My heart will go on」を舞ったSPでは、ドレス風の衣装でも話題になった。「あまり最後と考えず、意識することはなかったけれど、自分がこの全日本でいい演技をするためだけに1年間続けてきた。自分自身と向き合って追い込んできた」。世界ジュニア選手権に3度出場した23歳は、ミックスゾーンでやり切った表情を浮かべた。
今後については「社会人として会社に勤めて、パソコンカタカタすると思います」と説明。「スケート界に残ること、戻ってくることは今は考えていない。とにかくスケートをやり切った、楽しめたと思っている」と話した。
フィギュアスケートを通じて学んだことは準備の大切さ。「社会人として社会に貢献するにあたって、発表、プレゼンとかあると思う。そういうところで準備、逆算してスケジュールを組んでいくみたいなところは生かしていければと思います」と語った。
(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)