アフリカに渡った元Jリーガーの執筆コラムvol.3「現役の私がボランティアをする理由」
日本で「将来の夢がない」と答える子供はどのぐらいいるか
実際にボールを渡しに行った地域でも「夢は何?」と子どもたちに聞いてもほとんどの子が「夢はない」と言います。
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日本で「将来の夢がない」と答える子供はどのぐらいいるでしょうか?
きっとほぼ全員の子供が、仮にそれが戦隊モノのヒーローでも、アニメのキャラクターだったとしても、目を輝かせて答えるのではないでしょうか。
私はプロサッカー選手である以上、やはり子どもたちの将来の手助けをすることも自分の責務だと思いますし、日本からボールを送り続けるだけではなく、アフリカの地でプロサッカー選手として生活しながら、この活動をすることでほんの少しでも子どもたちの何かのきっかけになれればと思っています。
あわよくば、日本から来たサッカー選手と触れ合ったことで、自分の将来を考えることが日常になる生活が来ることが今の自分の活動の大きなテーマかもしれません。
私以外にも様々なボランティア活動をしている選手は大勢いますし、スポーツ選手だけではなく、世の中には困っている人を助けるべく、それぞれの立場でアクションを起こしている方はいらっしゃいます。
自分が偉そうに言う立場ではありませんが、ボランティアのきっかけは何でもいいと思うんです。
「人のために何か行動する」
この気持ちを少しでも持って一歩踏み出せば、今よりもさらに素敵な世の中が待っていると信じています。
p.s.マリノス関係者の皆様、スポンサーの皆様、サポーターの皆さん、優勝おめでとうございます。皆さんの喜んでいる姿を見てとても幸せな気持ちになりました。
(ZESCOユナイテッドFC・中町 公祐 / Kosuke Nakamachi)