アフリカに渡った元Jリーガーの執筆コラムvol.1「僕にとっての『サッカー』とは―」
順風満帆とはいえなかったプロサッカー選手としてのキャリア
私のプロサッカー選手としてのキャリアは順風満帆な成長曲線と決して言えないものです。
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高校卒業と同時に湘南ベルマーレに加入し、4年間で66試合に出場するも2017シーズンに戦力外通告。合同トライアウトを受けても、どのチームからもオファーはない。
プロ入団と同時に慶応大学に進学していたため、23歳で母校サッカー部に籍を移し、2年後に再度プロの門を叩く機会を掴みました(自分の人生の中で重要な時期なので、このあたりの話も今後の連載で詳しくお伝えできたらと思います)。
年代別の日本代表に招集されたこともない。
プロサッカー選手としても活躍と程遠く戦力外通告、プロ生活14年の中で開幕スタメンは数えられる程しかない。
アビスパ福岡に入団した時も横浜F・マリノスに移籍した時も、大きな期待を一身に背負ってチームに加入したこともない。
しかし、最高に自分を磨いていると感じていました。むしろ、目の前に壁が立ちはだかれば立ちはだかるほど、自分を磨けるチャンス到来と喜んでいたくらいです。
「プロサッカー選手としての活動=自分磨き」
2018シーズン、この自分磨きを実感できなくなりました。
アフリカ移籍へのスタートはここから来ていると今、振り返ってみて思います。
移籍を決断するまでには様々な考えや動機、所属クラブへの想いに大きく悩むこととなりますが、この瞬間が訪れたことによって自分の未来を大きく変えることになります。
(今後、移籍の裏側やその時の心情、アフリカサッカーのリアルな実情など様々な角度から皆さんにお届けられたらと思っています)
(ZESCOユナイテッドFC・中町 公祐 / Kosuke Nakamachi)