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「僕だって怖いさ」 NBA希代のクラッチプレーヤーが明かす「本音」と「信条」

練習のポイントは…「イマジネーションを大事にし、立てた目標を達成する」

 では、アービングはどのように練習に取り組んできたのか。巧みなボールさばき、観る者を魅了する華麗なパス、正確無比なシュート――。誰もがうらやむレベルにたどり着けたのは、練習量はもとより、目標を設定し、常に本番を想定してきたからだという。

「練習するときは、何か目標を立てて、達成することが大事だ。なかでも、僕は“イマジネーション”を大事にしている。1対1で勝つには、様々なフィニッシュとクリエイティビリティ(創造性)が必要になるからね。もちろん、いくらムーブメント(動き)が良くても、フィニッシュが決まらなければ何の意味も持たないのは忘れてはいけないよ」

 実際、少年少女たちに向けた1対1のクリニックでは、左右に揺さぶって相手を抜く「クロスオーバードリブル」やジグザグにステップを踏んでディフェンスをかわす「ユーロステップ」など、遊び心あふれる技を交えてお手本を示していた。動きが体に染みついているアービングにとっては、これらの高等テクニックも“スタンダード”なのだろう。

 さらに、メンタルの持ち方1つで、可能性はどこまでも広がると説く。

「バスケットボールは体のサイズで決まるものじゃない。人になんと言われても、自分を信じてプレーすることが大事なんだ。僕は、“グッドなプレーヤー”と“グレートなプレーヤー”を分けるのはメンタリティだと思っている」

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