まるで優勝…韓国が1次R突破で大騒ぎした深い理由 号泣の主砲が明かす「詰まっていたモノ」 日韓戦前は不安「僕たちもああなったら…」

台湾戦で打ちまくる日本を見て「僕たちもああなったら…」
韓国代表は2000年代に強さのピークを迎えた。2008年の北京五輪で金メダル、2009年のWBCでは日本と決勝で対戦し準優勝。ただその後の代表は好成績を残せていない。WBCでも2013年から3大会連続での1次ラウンド敗退だ。その中で代表入りした今回の選手たちは、少なからずプレッシャーを感じていた。
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ムン・ボギョンは、帽子を放り投げてからその場に突っ伏し、涙を流した。この時の感情を問われると「何というか……。詰まっていたものが通った感じです。心配と緊張が全部溶けたというか……。実は大会の前から心配もしたし、ものすごく緊張もしました。それがすっきり解けた感じになって、泣いたんだと思います」。素直な心情を口にした。
日本と同じく、韓国もSNS全盛の時代だ。代表チームが負ければ、心無い声も選手に直接届く。この大会でも7日の日韓戦に6-8と惜敗。8日の台湾戦には延長タイブレークの末、4-5で敗れた。ムン・ボギョンも「昨日の試合(台湾戦)が終わってから、そういう声も聞こえてきた」と言う。「もし(台湾戦で)勝っていれば、こんなに数字で左右される試合にもならなかった。これは言い訳になってしまいますけど」と苦しかった心の内をのぞかせた。
ムン・ボギョンは、6日に日本が13-0で大勝した台湾戦を、東京ドームに見に来たのだという。「ものすごい点差で勝つのを見て、心配になりました」と正直な言葉が口をついた。韓国は2023年のWBC、日本戦で4-13と大敗を喫している。「僕たちもああなったらどうしようという心配はありました。でも日韓戦という場で、私たちもいい姿を見せられたので……」と、敗れたとはいえ、日本に善戦したのが1次ラウンド突破につながったと振り返った。
選手は1次ラウンド突破、マイアミ行きのチャーター機搭乗を目指して両手を広げる“飛行機パフォーマンス”を実行してきた。「とにかく8強に進んで、野球の人気がさらに上がると、僕たちがまた次の大会でもっといい結果を残せると思っているので」。コロナ禍が明けて以降、韓国プロ野球は史上最多の観客動員を記録するなど爆発的な人気だ。それにようやくついてきた代表チームの成績。まるで優勝のような大騒ぎは、若い選手たちが、大きな重しを下ろせた瞬間だったのだ。
(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)
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