「もらい泣きですよ、僕も」WBC台湾、緊張の一ゴロ捌いた元レオ戦士 「日本語合ってますかね?」取材に残した興奮の言葉

骨折中の陳傑憲がヘッドスライディング「あの姿を見たら…」ベンチで誘われた涙
「1点リードしてたので、とりあえずアウトカウントを1つ取って、あとは投手にしっかり抑えてもらえばいいと考えていました。もし1点入っても同点ですし、直前の攻撃で1点入ってて良かったなという余裕はありましたね」
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10回の攻撃に代走で登場し、決勝のホームを踏んだのは主将の陳傑憲外野手(統一)だ。2024年のプレミア12で優勝した際には、大会MVPにも輝いた台湾代表の支柱。この大会ではオーストラリアとの初戦で投球を左手指に受け骨折。それ以来の出番だった。三塁へ進む際には迷わずヘッドスライディング。闘志を前面に出し、ナインを鼓舞した。台湾からのファンで埋まったスタンドは総立ちとなった。
呉念庭も心を揺さぶられた。「キャップがああやって体を張ってくれたことで、チームがさらに興奮……しました。日本語合ってますかね?」と、感情を載せる言葉を真剣に探したほどだ。
「指を怪我しているにもかかわらず、ヘッドスライディングまでして……。あの姿を見たら、この1点を守り抜くしかないぞという気持ちが強くなりました。本当に頭が下がります」
その主将は、勝利の輪が解けるとベンチで涙を見せた。呉念庭も「僕ももらい泣きです。本当にうれしくて。この1勝は僕らにとって、それほど大きなものでした」。連敗でスタートした大会は、後半の2試合を連勝。「やっと雰囲気が良くなってきたんです。もっと試合をしたい。それが正直な気持ちです」。100パーセントの力を出す難しさを知った大会で、待っていた劇勝。呉念庭の野球人生でも、忘れられない日となった。
(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)
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