豪州203cm投手、栃木県で見つけた“天国”を絶賛「入り浸っていたよ」 来日3か月で…真逆になった野球観
「THE ANSWER」では、5日に開幕したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に合わせて参加各国の野球を紹介する連載「ベースボールの現在地」を展開する。東京ドームのWBC開幕戦では、オーストラリアが2024年のプレミア12を制した台湾を3-0で破るという番狂わせがあった。3イニングを1安打無失点で、完封リレーの最後を締めたのが左腕のジョン・ケネディ投手。コロナで突然終わった日本での挑戦は、忘れられない記憶だという。

連載「ベースボールの現在地」豪州代表のケネディ、栃木で過ごした3か月
「THE ANSWER」では、5日に開幕したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に合わせて参加各国の野球を紹介する連載「ベースボールの現在地」を展開する。東京ドームのWBC開幕戦では、オーストラリアが2024年のプレミア12を制した台湾を3-0で破るという番狂わせがあった。3イニングを1安打無失点で、完封リレーの最後を締めたのが左腕のジョン・ケネディ投手。コロナで突然終わった日本での挑戦は、忘れられない記憶だという。
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まるで、一回り大きなジェフ・ウィリアムス(元阪神)だった。台湾戦でマウンドに立ったケネディは、身長203センチの巨体を折り曲げるようにして、横から手を振った。世界を見渡しても稀なボールの角度に、台湾の選手は手が出ない。3回を1安打無失点の快投で、勝利の輪の中心に立った。巨体を生かす道を作ったのが、日本での3か月だった。
「栃木で過ごした時期は、僕の野球人生の中でも最高に素晴らしい思い出の一つです」
メルボルン出身のケネディは、かつてブレーブス傘下マイナーリーグで米球界に挑んだ。ただ2019年、A+級まで進んだところで解雇され、4年間のチャレンジは幕を閉じた。次の舞台に選んだのが日本だ。シーズン中の6月に「ジョン」という登録名で、独立BCリーグの栃木ゴールデンブレーブスに入団。リリーフで21試合に登板して無失点、5セーブという強烈な成績を残した。
不思議な経験もした。8月に栃木・小山で行われた巨人3軍との交流戦。巨人のマウンドに立っていた体の細い右腕が投げるボールに目を奪われた。「本当にいい投手だと思って、印象に残っていたんだ。そうしたら……」。1か月もしないうちに、テレビをつけるとその投手が東京ドームのマウンドで投げていたのだ。背番号68だった頃の戸郷翔征投手。「本当に驚いたよ」。そして、自分がいる世界も日本のトップから決して遠くないと感じることができた。
希望を胸に次の年も契約を結んだものの、それっきり日本球界に戻ることはできなかった。「新型コロナが流行し始めて…オーストラリアが都市封鎖に入ってしまったので、次のシーズンに戻ることができなかったんです。本当に楽しみにしていたんですが」。ただ現在の独特な投球スタイルが築かれたのは、まぎれもなくこの時代だという。
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