日本人好みの競技、カーリングが「強豪国」になるには 変わる代表選考…男子と混合も強化急務
スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト「THE ANSWER」ではミラノ・コルティナ五輪期間中、連載「OGGIのオリンピックの沼にハマって」を展開。スポーツ新聞社の記者として昭和・平成・令和と、五輪を含めスポーツを40年追い続けた「OGGI」こと荻島弘一氏が“沼”のように深いオリンピックの魅力を独自の視点で連日発信する。第13回は、カーリング「強豪国」になるために必要なこと。

連載「OGGIのオリンピックの沼にハマって」第13回
スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト「THE ANSWER」ではミラノ・コルティナ五輪期間中、連載「OGGIのオリンピックの沼にハマって」を展開。スポーツ新聞社の記者として昭和・平成・令和と、五輪を含めスポーツを40年追い続けた「OGGI」こと荻島弘一氏が“沼”のように深いオリンピックの魅力を独自の視点で連日発信する。第13回は、カーリング「強豪国」になるために必要なこと。
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カーリング女子日本代表「フォルティウス」が挑んだ五輪が終わった。19日の中国戦は1点を争う好ゲームだった。第4エンドで2点をスチールすると第5エンドで3点奪われ同点。後半も点の奪い合いが続いて、7-6で迎えた最終第10エンドの2点スチールで勝利を決めた。
勝って終わったとはいえ、目標の金メダルどころか2勝7敗で1次リーグ敗退。それでも、スキップの吉村紗也香は「この舞台でみんなと戦えて、本当に幸せな時間でした」と話した。残念な結果だったかもしれないが、見ている方は今大会も十分に楽しめた。
カーリングは、冬季競技の中でも異質だ。飛んだり、回ったり、一瞬で勝負が決まる競技が多い中、試合時間はたっぷりと2時間以上。ヘルメットやゴーグルで表情が隠れる競技と違い、素顔が見える。しかも、氷の反射で女優ライトのような大量の光を浴びて。生声まで聞こえる。テレビの画面越しでも感情移入しやすい。
戦略性に富むのも日本人好み。ビール片手に試合を見ながら、にわか評論家も増える。「ダブルテイクいけるだろ」とか「ブランクにして次のエンドが勝負だな」とか。野球観戦と同じように、楽しみながら長時間のゲームに没頭できる。
五輪デビューは1998年長野大会。人気を引っ張ってきたのは8大会連続出場の女子だった。2006年トリノ大会で「カーリング娘」がブレイクすると、14年ソチ大会では「カーママ」が活躍。18年平昌大会では「そだね~」「もぐもぐタイム」が社会現象になった。
成績も右肩上がりで18年に銅メダル、22年北京大会では銀メダルと連続で表彰台に立った。五輪の結果だけ見れば「次は金」となるのだろうが、現実には1次リーグ敗退。連続メダルの「ロコ・ソラーレ」を破り、国内外の予選を勝ち抜いて五輪出場を果たした「フォルティウス」でも、世界で勝つことは簡単ではなかった。
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