世界で戦うために― 廃部乗り越えたアイスホッケーチームがプロトレーナーを招く理由
「欧米の選手と同じトレーニングをしても、体格差で勝てない」
釧路市との地域密着をチーム運営の柱として掲げる一方で、競技面では世界基準を目指している。ホッケー強国のラトビアから新たにアルディス・ギルゲンソンス監督を招聘。そして、ワールドクラスのアスリートを手がけてきた実績十分の木場氏にチーム強化の切り札として白羽の矢を立てた。
【注目】日本最速ランナーが持つ「食」の意識 知識を得たからわかる、脂分摂取は「ストレスにならない」――陸上中長距離・田中希実選手(W-ANS ACADEMYへ)
「フィジカルの部分でいうと、海外と戦うためのフィジカル強化という指導方法が確立していない。トレーニングはNHLの見よう見まねで行われている。生まれつき骨格や体格面で差がある欧米の選手と同じトレーニングをしても、体格差で勝てない。
そこで木場さんのトレーニングに着目しました。インナーマッスルを強化しながら、日本人のアジリティの高さを前面に出していきたい。アイスホッケーはブレードで立った不安定な状態での激しい競技ですから体幹は重要視されます。日本人が海外で戦う上で、日本人に合ったフィジカルの強化。そこを期待しています」
田中氏は大きな期待をかけている。廃部後には約160社の企業からの支援などで運営資金を確保。アジアリーグに新規加盟したクレインズは世界基準を見据えながら、新シーズンを迎えることになる。
(THE ANSWER編集部)
![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)










