八村塁の考えとリンクするJBAの新方針 ホーバス氏電撃退任…強化委員長が目指す“世界基準”
日本バスケットボール協会(JBA)は3日、男子代表ヘッドコーチ(HC)を務めたトム・ホーバス氏との契約終了に関する緊急記者会見を開催した。島田慎二会長と伊藤拓摩強化委員長が登壇。後任には、Bリーグ琉球の桶谷大HCが就任することも発表した。常に「世界基準」を前提として育成・強化に臨むとしたJBAの新しい方針には、レイカーズ・八村塁の考えと符合するところがあった。

日本バスケットボール協会が会見
日本バスケットボール協会(JBA)は3日、男子代表ヘッドコーチ(HC)を務めたトム・ホーバス氏との契約終了に関する緊急記者会見を開催した。島田慎二会長と伊藤拓摩強化委員長が登壇。後任には、Bリーグ琉球の桶谷大HCが就任することも発表した。常に「世界基準」を前提として育成・強化に臨むとしたJBAの新しい方針には、レイカーズ・八村塁の考えと符合するところがあった。
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日本バスケ界に激震が走ったのはパリ五輪後の2024年11月。4年後のロサンゼルス五輪に向け、JBAの理事会がホーバス氏の続投を決定した直後だった。NBAの名門レイカーズで活躍する八村が、男子日本代表の強化体制やコーチ人事についてあけすけに批判。昨年8月にも「ここ最近、代表や協会のやり方が違うんじゃないかと指摘しているだけ」と真意を説明していた。
当然、この八村の批判的意見がホーバス氏の電撃退任に繋がったのでは、という質問が会見でも飛んだ。島田会長は「そこが直接的(な影響)ではない」と否定。あくまで「その時のベストな布陣が代表として結集し、世界と戦い、結果を出し、日本国民の皆さんに元気になってもらう」という使命を達成するために、「一体感を持って戦える」日本代表を作ることを逆算した結果だとした。
JBAは25年9月に三屋裕子氏に代わり、Bリーグのチェアマンも務める島田氏が新会長に就任。10月には従来の「技術委員会」を「強化委員会」に改編し、Bリーグ長崎の代表取締役社長兼GMである伊藤氏が強化委員長に就いた。その中で27年ワールドカップや28年ロス五輪、そして12年先まで見据えた世界で戦うための長期戦略を策定。今年1月初旬、新方針についてホーバス氏に説明を行ったという。
しかし、「双方の考えに相違」があったと島田会長。「確固たる信念を持ち、実績もあるホーバス氏に対し、方針の修正をお願いすることは、ホーバス氏のコーチとしての本質に対して一定の変革を強いる部分もあり、ここまで実績のあるホーバス氏に対してリスペクトに欠けているのではないか、という判断のもと、総合的な判断をもってJBAから契約を解消する提案をした」と経緯を語った。
では、ホーバス氏との関係を解消してまで目指す、JBAの新しい方針とはどんなものか。伊藤強化委員長はまず、「強化」の軸として「競技力向上」「人材育成」「普及活動」の3本を挙げた。「競技力向上」については、「世界の強豪国以上のスピードで進化し続ける」「自国基準ではなく、常に『世界基準』を前提として育成・強化」していくことを掲げた。
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