日本で手術に「不安はなかった」 北欧のビッグマンがBリーグだから感じた「バスケの楽しさ」
いまやプロスポーツで当たり前の存在になった外国籍選手や指導者たち。しかし、競技以外にスポットライトが当たることは多くない。母国を離れて日本という異国で適応に励みながら、どんな日々を送っているのか。「THE ANSWER」は、連載「Athlete Life in Japan」で様々な声を取り上げる。第6回はバスケットボールBリーグの横浜ビー・コルセアーズ(横浜BC)に所属するマイク・コッツァー。北欧の国・エストニア代表の29歳が、“成長の場”の側面も持つBリーグの魅力を語った。(全2回の前編)(取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久 真大)

連載「Athlete Life in Japan」――第6回Bリーグ横浜BCマイク・コッツァー【前編】
いまやプロスポーツで当たり前の存在になった外国籍選手や指導者たち。しかし、競技以外にスポットライトが当たることは多くない。母国を離れて日本という異国で適応に励みながら、どんな日々を送っているのか。「THE ANSWER」は、連載「Athlete Life in Japan」で様々な声を取り上げる。第6回はバスケットボールBリーグの横浜ビー・コルセアーズ(横浜BC)に所属するマイク・コッツァー。北欧の国・エストニア代表の29歳が、“成長の場”の側面も持つBリーグの魅力を語った。(全2回の前編)(取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久 真大)
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2025年9月、エストニア。横浜BCが初の欧州遠征でコッツァーの母国を訪れている時、当の本人は、日本で“お留守番”していた。8月に左肩後方関節唇損傷、左肩関節後方不安定症を負い、インジュアリーリスト入りする悲劇。「チームメートに僕の故郷を見せたり、楽しい場所に連れて行ったり案内したかった」。遠征直前に都内の病院で手術を受けた29歳のビッグマンは、残念そうに振り返った。
言葉も違う異国での手術。「恐怖や不安は特になかったよ。クラブやエストニア代表チーム、その双方と連絡を取り合っている医師たちとしっかり話し合ったから。執刀医を信頼していたし、クラブがリハビリの過程をサポートしてくれると確信していたんだ」。無事成功し、復帰に向けて順調な経過を辿っていると笑顔で頷いた。
身長209センチのセンターは、18歳までエストニアで暮らし、高校卒業後に単身米国へ。カンザス州のプレップスクールを経て、サウスカロライナ大に進学した。1年目の2017年には全米大学No.1を決めるNCAAトーナメント(全米大学選手権)で同大初の4強進出に貢献。卒業後はドイツ、スペインの1部リーグやエストニア代表でもプレーし、2024-25シーズンから横浜BCに加入した。
誘いがあったのは、スペインでの最後のシーズンを終えて里帰りしていた時のこと。当時エストニア代表のヘッドコーチ(HC)だったユッカ・トイヤラ氏から電話が鳴った。告げられたのは、代表HCを辞め、日本に行って横浜BCのアシスタントコーチになることだった。
「Bリーグに行くことに興味はあるか? 話を聞く気はあるか?」
そう勧誘されたコッツァーに迷いはなかった。トイヤラ氏とともに新たに横浜BCを率いることになるラッシ・トゥオビHCとも面識があったからだ。「彼らがどんなコーチで、どんな人柄かを知っていたので、ここに来るという決断はとても簡単だったよ」。
もう一つ決め手となったのは、かつてBリーグに在籍していた知人からの“口コミ”だった。
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