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日本人No.1ビッグマンへ「常にそのマインドでやってる」 206cmの27歳が天皇杯準Vで掴んだ手応え

バスケットボール男子の第101回天皇杯全日本選手権は12日、東京・代々木第一体育館で決勝が行われ、シーホース三河は64-72でアルバルク東京に敗戦。10年ぶり10度目の優勝はならなかった。Bリーグとは外国籍選手の登録ルールが異なる今大会。日本人ビッグマンとして出場機会を増やしたシェーファー アヴィ幸樹は、確かな自信を手にした。

天皇杯決勝、攻守で奮闘したシェーファー アヴィ幸樹【写真:森田直樹/アフロスポーツ】
天皇杯決勝、攻守で奮闘したシェーファー アヴィ幸樹【写真:森田直樹/アフロスポーツ】

バスケットボール天皇杯決勝

 バスケットボール男子の第101回天皇杯全日本選手権は12日、東京・代々木第一体育館で決勝が行われ、シーホース三河は64-72でアルバルク東京に敗戦。10年ぶり10度目の優勝はならなかった。Bリーグとは外国籍選手の登録ルールが異なる今大会。日本人ビッグマンとして出場機会を増やしたシェーファー アヴィ幸樹は、確かな自信を手にした。

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 外国籍選手と帰化選手に囲まれても、お構いなしに押し込んだ。48-53で迎えた第4クォーター残り8分50秒。ペイント内でパスを受けたシェーファーは、ファウルを受けながらもリングを射貫き、ガッツポーズとともに雄叫びを上げた。11得点3リバウンド1スティールと攻守で奮闘したが、優勝にあと一歩及ばず。「本当に勝ちたかった。それしかない」。試合後のコート上で思わず悔し涙を流した。

 兵庫県出身の27歳。身長206センチ、体重106キロの日本人センターとして、2021年東京五輪にも出場した。2020-21シーズンから加入した三河では、2年連続でリーグ戦50試合以上に先発出場。2022-23シーズンも43試合中42試合が先発起用だったが、2023年3月に右膝前十字靭帯断裂の大怪我を負い、以降は3年近くベンチスタートが常となっている。出場時間も今季は平均11分28秒止まりだ。

 天皇杯は各クラブ、外国籍選手の登録人数が2人まで、同時にコートに立てるのが1人までとBリーグと比べて1人少ないルールが採用されている。インサイドの選手起用に制限が生まれる中で、シェーファーのプレータイムは平均18分27秒に伸びた。平均得点もレギュラーシーズンの1.6点から5.5点に増加。平均リバウンドも1.5本から5本に増えた。

「いつもやっていることをやり続けるだけ」。特別意識を変えたわけではないが、「自分の役割が大きくなった中で、それをやり切って決勝まで来られた。個人的にはもちろん手応えを感じていないことはない。自分がやっていることが間違ってないと再確認できた。そこはしっかり次に繋げていきたい」と確かな自信を得た。

 報道陣から「日本人ビッグマンの中で自分がNo.1だと示せたというぐらいの手応えは?」と尋ねられると、「いや、まだまだですよ」と照れ笑い。「でも今回示せたというより、自分としては常にそのマインドでやっている。自分が日本人でもNo.1という気持ちでずっとやっている。今回外からそう見えたのであれば嬉しいし、自分はそれをやり続けるだけ」と胸を張った。

 日本代表に目を向けると、12月1日に行われた台湾とのワールドカップアジア1次予選でジョシュ・ホーキンソンが40分間フル出場。センターを1枠しかない帰化選手に頼りがちな現状が浮き彫りとなった。チーム力の底上げに日本人ビッグマンのステップアップは不可欠。Bリーグでも存在感を示し、現在西地区3位のチームを優勝に導けば、再びシェーファーが日の丸を背負う日も遠くないはずだ。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)

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