日本に「もっと長くいられたら…」 来日5年目、フィリピン元主将が感じたカルチャーショック

日本で驚いたファンの情熱「どれだけ時間を捧げてくれているか」
逆に言えば、それ以外に生活面で特段困った経験はない。「5年も経てばここでの生活に完全に適応できたと思うし、今のところとても気に入っているよ」。カツ丼や寿司といった日本食も大好物。「世界でも一番好きな料理の1つ。ここで食事に困ることはないね」。母国の味が恋しくなれば、本格的なフィリピン料理店もある。アジアンマーケットで食材を買い、自炊もしている。
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旅行が趣味で世界各地を旅してきたラベナだが、日本のお気に入りの場所にはこれまで住んできた街を挙げた。
「横浜が本当に大好き。マニラは東京と同じようにとても忙しい街だけど、僕はそんな都会の喧騒から離れた島にいるのが好きだった。横浜は全てが完璧にミックスされている。都会に行きたければ1時間もかからずに行けるし、それと同時にとても静かで平穏なんだ」
滋賀時代は琵琶湖の近くで生活。「滋賀はもっと静かだね。水辺に近いところが故郷の住環境に似ていてとても楽しめたよ。冬を除いてね(笑)。冬は本当に寒いから。春、夏、秋は気候が最高だったから、オフの日によく水辺で音楽を聞きながらリラックスして過ごしていた。でも冬は寒すぎる。フィリピンには冬がないから」。今でも寒さは苦手。冬場は練習や試合以外はできる限り外出しないと笑う。
最後に日本で一番驚いたことを聞くと、真っ先に「ファン、ブースターのチームに対する献身」と返ってきた。「滋賀でも横浜でも、ファンは本当にチームを愛し、支え、遠征にもついてきてくれる。お気に入りのチームや選手のためにどれだけ時間を捧げてくれているか、本当に驚くばかりだし、心から尊敬しているよ」。バスケが国民的スポーツであるフィリピンにも負けない情熱を感じている。
もう一つ、コート外でも感銘を受けたことがある。「日本がいかに清潔で、ルールと規律を守る国であるか、ということだね。フィリピンから来た僕にとって、本当に大きなカルチャーショックだった」。可能なら来年も、再来年もここでプレーしたい――。Bリーグ、そして日本にはそう思わせるだけの魅力があった。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)
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