“バスケに命懸ける国”の元主将が見た日本の「大きな飛躍」 アジアで高まるBリーグの存在感
いまやプロスポーツで当たり前の存在になった外国籍選手や指導者たち。しかし、競技以外にスポットライトが当たることは多くない。母国を離れて日本という異国で適応に励みながら、どんな日々を送っているのか。「THE ANSWER」は、連載「Athlete Life in Japan」で様々な声を取り上げる。第5回はバスケットボールBリーグの横浜ビー・コルセアーズ(横浜BC)に所属するキーファー・ラベナ。フィリピン代表で主将も務め、来日5季目になる32歳が日本バスケの成長、アジアから見たBリーグについて語った。(全2回の前編)(取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久 真大)

連載「Athlete Life in Japan」――第5回Bリーグ横浜BCキーファー・ラベナ【前編】
いまやプロスポーツで当たり前の存在になった外国籍選手や指導者たち。しかし、競技以外にスポットライトが当たることは多くない。母国を離れて日本という異国で適応に励みながら、どんな日々を送っているのか。「THE ANSWER」は、連載「Athlete Life in Japan」で様々な声を取り上げる。第5回はバスケットボールBリーグの横浜ビー・コルセアーズ(横浜BC)に所属するキーファー・ラベナ。フィリピン代表で主将も務め、来日5季目になる32歳が日本バスケの成長、アジアから見たBリーグについて語った。(全2回の前編)(取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久 真大)
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常夏の気温に負けないほど、フィリピンのバスケットボール人気は高い。「僕たちは常にバスケと共に生き、呼吸し、命を懸けている」。ラベナは母国のバスケ熱をこう表現する。そんな国の代表チームで主将も務めた32歳は今、Bリーグで5季目を迎えている。
フィリピンでプロデビューしたのが2017年。この年はFIBAワールドカップ(W杯)2019のアジア地区1次予選で日本代表とも対戦した。「当時は相手に比江島慎、田中大貴、アイラ・ブラウンがいて……竹内(公輔・譲次)兄弟もいたはず。宇都直輝もいたよね。まさかBリーグで彼らと定期的に対戦することになるとは想像していなかったよ」。8年前を振り返ると、思わず笑みがこぼれた。
2020年6月、先に弟のサーディがBリーグアジア特別枠の第1号として三遠ネオフェニックスと契約。その翌年、ラベナもアジア特別枠として滋賀レイクスターズに加入した。弟からの事前情報では「バスケは日本では成長中のスポーツ」。また、フィリピンのリーグと比べて倍以上の試合数があり「日程やスカウティング、世界中からコーチが来ている点などにおいてタフなリーグ」と聞いてきた。
Bリーグ行きを決意したのは、「自分の個のスキルがどれだけ通用するのか試したかった。自分自身に挑戦したかった」から。「本当にタフ。とてもフィジカルなリーグ」という印象を持ちつつ、自分を高められる環境を楽しんでいる。2季目にはB2降格も経験。それでも滋賀残留を選び、1年でのB1返り咲きに貢献した。
「自分のキャリアにおいて、チームをB1に戻す機会を得るというのは、また一つの挑戦だと感じたんだ。厳しい状況ではあったけど、結局、災い転じて福となった。B2でプレーすることで、肉体的にも精神的にも自分を高め、感情的にも成熟することができたから。結果としてB2で優勝できたし、(契約延長は)素晴らしい決断だったと思う」
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