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「箱根のために来たわけではない」 原監督も警戒する「スター3人」、早大が描く育成モデルとは

第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は2日に往路、3日に復路が行われ、青学大の3年連続9度目の総合優勝で幕を閉じた。総合4位だった早稲田大は4月に超高校級ランナーが3人加わる。箱根制覇へ、花田勝彦監督が描く青写真とは──。

早稲田大・鈴木琉胤【写真:アフロ】
早稲田大・鈴木琉胤【写真:アフロ】

第102回箱根駅伝

 第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は2日に往路、3日に復路が行われ、青学大の3年連続9度目の総合優勝で幕を閉じた。総合4位だった早稲田大は4月に超高校級ランナーが3人加わる。箱根制覇へ、花田勝彦監督が描く青写真とは──。

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 2025年と同じ総合4位。早稲田大の花田監督は悔しさをにじませた。「昨年は前が見えてなくて上がってきての4位。今回はやっぱり往路終わった時点で先頭は見えていたので、非常に悔しい、残念な4位だった」。昨年は9分36秒差に対し、今年は6分55秒差。縮めたものの、やはり青学大の背中は遠かった。

 2日の往路では山上り5区で工藤慎作(3年)が一時トップに立った。見えた勝ち筋は、黒田朝日の激走によって一瞬で消えた。スーパーランに屈して往路2位。「工藤は調子があまり良くなくて、まとめる走りしかできなかった。黒田君は想定を上回る走りをしてきた」。後手に回った復路で順位を落とし、トップ3を逃した。

 来季は超高校級のランナーが加入する。全国高校駅伝の1区で日本人最高記録をマークした増子陽太(学法石川)、区間2位の新妻遼己(西脇工)、同3位の本田桜二郎(鳥取城北)。“山の名探偵”工藤も残り、青学大・原監督も「来年、スーパースターが3人入る」と警戒する豪華布陣となるが、花田監督は「じっくり大事に育てていきたい」と言う。

「1年のうちから無理をさせたくない。箱根駅伝のためにうちに来たわけではないので。日本代表を目指せるようなベース作りをした上で卒業させたい」

 モデルケースになるのが、今季のスーパールーキー・鈴木琉胤(1年)だ。高校駅伝1区の前日本人最高記録保持者は、4区で区間記録にあと1秒に迫る好記録で区間賞を獲得。入学後に故障もあり、思い通りのトレーニングができたわけではない。

 レースで20キロ以上を走るのは初めて。往路起用ではあったが、花田監督が「比較的余裕をもっていける」と言う4区で、黒田と同じように想定を上回る走りを見せた。

「鈴木がまだ長い距離をやっていない中で、きっちり結果を出してくれた。このプロセスの形はある程度できているので、それを新入生たちにも乗せていければ」と指揮官。焦らずゆっくり、しかし確実に前へ。“鈴木モデル”が、箱根制覇の夢を現実に変える。

(THE ANSWER編集部・杉本 亮輔 / Ryosuke Sugimoto)

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