「日本は未来の地になり得る」が… 元NBA選手が説くBリーグの“埋めるべきギャップ”
いまやプロスポーツで当たり前の存在になった外国籍選手や指導者たち。しかし、競技以外にスポットライトが当たることは多くない。母国を離れて日本という異国で適応に励みながら、どんな日々を送っているのか。「THE ANSWER」は、連載「Athlete Life in Japan」で様々な声を取り上げる。第4回はバスケットボールBリーグの横浜ビー・コルセアーズ(横浜BC)に所属するダミアン・イングリス。米プロバスケットボール(NBA)も経験したフランス領ギアナ出身の30歳が、Bリーグ発展に必要なことを説いた。(前後編の後編)(取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久 真大)

連載「Athlete Life in Japan」――第4回Bリーグ横浜BCダミアン・イングリス【後編】
いまやプロスポーツで当たり前の存在になった外国籍選手や指導者たち。しかし、競技以外にスポットライトが当たることは多くない。母国を離れて日本という異国で適応に励みながら、どんな日々を送っているのか。「THE ANSWER」は、連載「Athlete Life in Japan」で様々な声を取り上げる。第4回はバスケットボールBリーグの横浜ビー・コルセアーズ(横浜BC)に所属するダミアン・イングリス。米プロバスケットボール(NBA)も経験したフランス領ギアナ出身の30歳が、Bリーグ発展に必要なことを説いた。(前後編の後編)(取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久 真大)
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高い将来性を感じているからこそ、言葉は熱を帯びた。
「日本は未来の地になり得る」
フランスやスペインの1部リーグ、そして世界最高峰のNBAなどを経験してきたイングリスの目に、Bリーグの行く末は明るく見える。「今、素晴らしい才能が集まってきている。毎週末、試合はどんどんタフになるばかり。昨季と比べてどのチームも手強いし、選手たちも適応してきている。非常に競争が激しいよ」。2024年9月に横浜BCに加入し、2季目に突入。レベルの高さに刺激を受ける日々だ。
初めてBリーグを意識したのは約5年前。元同僚のジョーダン・テイラーが北海道やA東京でプレーしていたのがきっかけだ。「それ以降、遠くから日本人がどんなプレーをするのか少し見ていた」。横浜行きのオファーが届くと、さらに詳しく試合内容や街の調査を開始。「とても将来性を感じたから、その機会を掴んだんだ。今とても楽しんでいるから、そうして良かったよ」と笑顔で頷いた。
日本のコートに実際に立った時の第一印象は「容赦ない。とてもフィジカル。本当に本当にフィジカルだ」。身体接触の激しさはこれまで経験したことがないほど。「それからとても速いよね。選手がコート上を激しく行き来する」。独特のスタイルに当初は戸惑ったが、「時間はかかったけど、慣れてからは楽しいよ」と胸を張る。ただ、今後の発展のために埋めるべき“ギャップ”も感じている。
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