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多様なラグビーが集まる「One Rugby」がリニューアル 廣瀬俊朗×三阪洋行が見る未来

認知期間を経て、ラグビーの多様性を体現する団体へアップデート

「今日もたくさん子どもたちが参加して『楽しい!』って言ってくれることが嬉しい。だけど、楽しさにもう一つなにか、プラスαで持ち帰ってもらえるといいよね」と三阪氏が話せば、「プラスαで“学び”がつけられるようにしておかないとな」と廣瀬氏。2人が顔を合わせるといつも、そこには未来を見据えた会話が生まれる。

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 同い年で旧知の仲でもある廣瀬氏と三阪氏がOne Rugbyを立ち上げた2020年は、あらゆるスポーツ活動が止まったコロナ禍中だった。“ラグビー”という名のつく競技で協力し認知を高めていこうと仲間に呼びかけ、個ではなく一つのチームとして活動。One Rugbyとして、車いすラグビー、ブラインドラグビー、デフラグビーなど様々なラグビーを楽しめる体験会や講演会などを行ってきた。

 ラグビーの街・府中市(東京)やリーグワン所属チームなどの協力を得ながら開催を重ねた体験会活動は、次第にラグビー界で広く認められる存在となり、2024年からはリーグワンから招かれてプレーオフ開催時のイベントに数えられるようになった。「“認知”に注力した初期段階では、体験会に参加してくれた人のアンケートやフィードバックから、もっと何か伝えられるものは別なところにあるんじゃないか、という課題が見えてきた。そこで理事を刷新して“実行”という次のフェーズに移ろうということになりました」と三阪氏は言う。

 第2フェーズでは、おなじみの15人制ラグビー、7人制ラグビーに加え、車いすラグビー、ブラインドラグビー、デフラグビー、タグフットボール、タッチラグビー、ビーチラグビー、女子ラグビーが中心となって活動することに。三阪氏は「これまでどうしても障がいスポーツ系のラグビーにフォーカスされることが多かったので、女子やタッチ、ビーチなども巻き込みながら、誰もが混じれるラグビーの多様性を伝えていけると思います」と説明する。

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