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韓国捕手が東京で知った仰天ニュース「本当にびっくり」 元侍J右腕の加入に本音「噂もなく…」

野球日本代表「侍ジャパン」は15、16日と、東京ドームで強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vs韓国」の2試合を戦った。第2戦が行われた16日の朝、韓国球界に驚きのニュースが流れた。NPB通算66勝、侍ジャパンでもプレーした武田翔太投手(元ソフトバンク)が、来季から創設されるアジア選手枠を使い韓国プロ野球(KBO)のSSGランダーズ入りするというのだ。この大会で初の韓国代表に選ばれたSSGの正捕手に、ニュースをどう聞いたかぶつけた。

武田との出会いを楽しみにするチョ・ヒョンウ【写真:小林靖】
武田との出会いを楽しみにするチョ・ヒョンウ【写真:小林靖】

武田翔太がSSGへ…東京ドームにいた正捕手「全然噂もなくて」

 野球日本代表「侍ジャパン」は15、16日と、東京ドームで強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vs韓国」の2試合を戦った。第2戦が行われた16日の朝、韓国球界に驚きのニュースが流れた。NPB通算66勝、侍ジャパンでもプレーした武田翔太投手(元ソフトバンク)が、来季から創設されるアジア選手枠を使い韓国プロ野球(KBO)のSSGランダーズ入りするというのだ。この大会で初の韓国代表に選ばれたSSGの正捕手に、ニュースをどう聞いたかぶつけた。

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「僕も今朝、ニュースを見て知ったんです。今は代表活動でチームを離れているので、全然噂とかもなくて。本当にびっくりしました」

 東京ドームのベンチでこう話してくれたのは、今季SSGで102試合に出場したチョ・ヒョンウ捕手だ。「日本代表にも入っていたって、すごいキャリアですよね。どんなボールを投げるのか……。球種も球質も、韓国の投手とは違う部分があると思います。学ぶことは多いと思いますし、早くお会いしてみたいです」とワクワクを隠さない。

 日本人とは縁がある。チョ・ヒョンウは2021年に2次ドラフト1巡目(2位相当)でSSGに入団し、5年目の23歳。ただ昨年はわずか19試合出場に終わった。今季の急成長に導いてくれたのが、新たに就任した芹澤裕二バッテリーコーチ(元中日)だった。

「セリザワコーチと出会った時、私は年間20試合も出られない選手だったんです。キャッチングやブロッキングといった技術もそうですが、特にメンタル面で私を導いてくださって……」

 聞けば中々1軍での出場機会を得られず、心が折れかけていたのだという。「韓国代表なんて、夢でしかなかったんです」というチョ・ヒョンウに芹澤コーチは「何をあきらめているんだ? こんなにいい選手なのに」とモチベーションを上げる言葉をかけてくれた。本人は今季の成果は、技術以上にマインドを変えられたことだという。

 心配事が一つある。チョ・ヒョンウは記者に「セリザワコーチは、いつまで韓国にいてくださるんでしょうか……」と聞いてきた。「あんなに素晴らしい方なので、きっと日本でもコーチの話があると思って」。ひとまず、来季は1軍バッテリーコーチとして残留が決まっている。武田を含めたトライアングルが、韓国プロ野球に新たな風を吹かせるか。

(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)

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