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韓国の剛腕が帽子に刻んだ日本語「一番強いってことですよね?」 実現した憧れとの“投げ合い”

野球日本代表「侍ジャパン」は16日、東京ドームで行われた強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vs韓国」の第2戦で、韓国代表と7-7で引き分けた。9回、韓国のマウンドに上がったキム・ソヒョン投手は1回を無失点。昔風の大きなメガネ姿が日本のファンの話題となる中、帽子に書き込んだ日本語を見つめながらのマウンドでもあった。

強化試合第2戦に登板したキム・ソヒョン【写真:小林靖】
強化試合第2戦に登板したキム・ソヒョン【写真:小林靖】

メガネ姿が話題…帽子に書き込まれた「いこう、私が最高」

 野球日本代表「侍ジャパン」は16日、東京ドームで行われた強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vs韓国」の第2戦で、韓国代表と7-7で引き分けた。9回、韓国のマウンドに上がったキム・ソヒョン投手は1回を無失点。昔風の大きなメガネ姿が日本のファンの話題となる中、帽子に書き込んだ日本語を見つめながらのマウンドでもあった。

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「自分が一番強いってことですよね。マウンドでは最強だと思って投げなきゃいけないと思っているので」

 14日の練習日、キム・ソヒョンに帽子を見せてもらった。つばの裏側には日本の高校球児のように、自分を鼓舞するための言葉が書き込まれていた。そのうちの一つが日本語で「いこう、私が最高」というもの。「どういう意味で書いているの?」という質問に対する答えが、冒頭の言葉だった。

 さらに漢字で「不狂不及(狂わなければ及ばない)」、別のハングルも並ぶ。日本語にすれば「ビビんなよこの野郎」とでもなるだろうか。身長188センチの巨体とはいえまだプロ3年目の21歳。試合を締めくくるマウンドで、必死に自分を鼓舞して戦っているのが想像できた。

 このシリーズでの登板は、第2戦の9回表に回ってきた。6-7と1点を追う状況。先頭の西川(ロッテ)に、初球から内角低めへ152キロを投げ込み、バットをへし折っての遊ゴロ。ただ中村(ヤクルト)に四球、佐々木(広島)に中前打を許し走者を背負った。それでもサイドスローからのクセ球を武器に押しまくる。小園(広島)を一ゴロ、五十幡(日本ハム)を中飛に打ち取り無失点。チームはその裏2死から劇的な同点弾が飛び出し、引き分けに持ち込んだ。

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