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侍J中継で話題、なぜか塁上に集まった日韓5選手の会話内容が判明「聞いたんですよ」「全員が一斉に…」

「何をしゃべっているのか分からない」と野村…それでも意思は通じた謎

 MLB機構から派遣されているパウォル球審は一度、指を2本立てて二塁打のジェスチャー。場内にも「東京ドームのグラウンドルールで二塁打」とのアナウンスが入った。ただ韓国のリュ・ジヒョン監督が抗議に出ると、日米韓で構成された審判団が協議の末、ファウルに変更され打席に戻された。日本の井端弘和監督も確認に出て、5分ほど試合が中断。つかの間の日韓友好シーンだった。

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 会話は英語で行われたと、アン・ヒョンミンからも証言が得られた。ただ野村の見解は異なる。

「何をしゃべっているか分からなかったですけど……」と頭をかくのだ。「全員が一斉にしゃべりかけてきたので。めちゃくちゃ集まってきたので、よく分からなかったです。『ファウル? ファウル?』『ツーベース?』みたいな感じで、めっちゃ聞いてきて」と続ける。

「笑っていました。何言っているか分からなかったので」

 ただ不思議なのは、この会話の結果、韓国の選手たちはしっかりグラウンドルールを理解していたことだ。ムン・ボギョンは「僕は知らなかったんですが、フェア地域の外で天井に当たればファウル、内側で当たればインプレーだって教えてくれました。話は通じてましたよ」と説明してみせる。

 選手たちは日本語でも韓国語でもなく、野球という言語で通じているのか。裏側を聞けば聞くほど、何とも微笑ましい瞬間だった。

(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)

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