2軍首位打者なのに“指名漏れ”…HR倍増&打点王で再挑戦、知念大成が追う「究極のスタイル」

「闇に迷い込んでしまうことが…」目と行動でつかんだ復調のヒント
「悩んでいる時は、どうしても闇に迷い込んでしまうことがあります。今までの自分は抱え込んで、ハマってしまうタイプだったんですが、オイシックスに来ていろんな人と野球の話をするようになって、少し変わった気もします」
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行動も変わった。安打が止まっていた8月下旬の試合前、通算2000安打や首位打者の実績があるロッテの福浦和也2軍監督に、自らアドバイスを仰いだのだ。「他のチームの方に聞くのは、これまで躊躇することもあったんですけど、近くにいらしたので。よっぽど悩んでいたんだと思います。早く1本出したいなと」。
以前所属していた社会人野球と違い、すぐに次の試合が来るここでは、一人で悩み抜く時間はない。「調子が悪い時こそ楽しむんです。悪い自分を楽しんで野球をやれている」という心の持ちようも、2年続けて好成績を残せた理由だ。
「もっと打ちたいですよ。でも打てない中でも、そう思う感覚があることで安心するんです。みんなは打てると言ってくれるけど、自分がそう思ったら終わりなので」
さらに生かせるようになったのは、野球を見る目だ。夏場に調子を落とした理由を“形”で把握し、修正していったのだ。
「映像を見ても、これは自分の形ではないなと。いい時の動画を見ていたら、アッと気付けたんです。引き出しですよね。もっと早く気づけたらとは思いますけど、自分の体を知ることも一つの勉強ですから」
どこがおかしかったのか。知念の言葉を借りれば「肩とバットの距離が、バラバラだったんです」。気づけば手当は早い。オフに行っているドリルで修正し、4安打を放った試合もあった。
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